大手の機関投資家と違い、個人では得られるFX市場の情報に限りがあるので、できるかぎりファンダメンタルズを見ないでチャートだけでトレードする方法を探しています。
さまざまな指標をテストしてみましたが、チャートの動きがわかりやすいボリンジャーバンドが一番使いやすいように感じました。
「順張り」に使われることの多いボリンジャーバンドですが、売り買いのサインが明確でエントリーや決済のタイミングに予断の入らない「逆張り」のFX手法を試すことにしました。
FX手法概要
手法名 | 機械的にボリンジャーバンドFX取引 | ||
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開発者 | nodaさん | ||
勝てる? | 勝てない | ||
取引スタイル | デイトレード | ||
時間足 | 5分足、15分足 | ||
通貨ペア | 米ドル円 | ||
分析手法 | ボリンジャーバンド | ||
その他選択項目 | 逆張り | ||
取引市場 | 東京市場、欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 2時間 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 50回 | |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行、指値、逆指値 |
勝率 | 70% | 損益レシオ | R-0.2 |
平均利益 | +10pips | 平均損失 | -50pips |
21日線の±3σでエントリー
ボリンジャーバンドは「21日線」を使用して、±3σまで使い、15分足、ボラティリティの少ないときは5分足でトレードします。
2σまでにすると売り買いの機会は増えるのですが、騙しの確率がかなり上がってしまい、逆張りには向かないと感じました。
エントリー方法は単純であり、±3σをローソク足が上下に抜けたところで逆張りします。
±3σを抜ける機会はそれほど多くないので、騙しを恐れずにどんどんエントリー。そのかわりストップは必ず入れます。
損切りと利益確定
利確はミドルバンド(中心線)に到達したときに行います。さらに上抜けるケースもあるのですが、判断が難しくシステム的に売買することはできないため利確を優先します。
損切りは-50pipsで固定しました。逆張りなので、どうしても相場がエントリーした地点より行き過ぎてしまうことがあるのですが、50pipsあればたいていは助かります。
ここで損切りを早めにしてしまうと、勝率が悪化するので、損切りは深めに設定し、どれだけ状況が悪くても50pipsに到達するまで損切りはしないようにしました。
トレンドのFX相場で損切りを繰り返す
2ヶ月ほどこの方法でFXトレードしてみた結果ですが、トータルで資産は約-10%減という結果でした。損切りになる確率は低いのですが、どうしても利益が伸び悩んでしまっています。
トレンドが発生したときはボリンジャーバンドは逆張りには使えなくなるのですが、トレンドの発生とトレードのサインが同じため、トレンド発生のたびに損切りになります。
中心線を抜ける上昇、下降を捉えて利益を拡大できるサインを見つけられるか、トレンドの発生を早めに見極める方法が見つけられれば、かなり安定したFX手法になるのですが、いまのところまだそれを発見できていないという状態です。