ここの所ウクライナ情勢や、中国の経済不振、地政学的リスクなどで豪ドル円が急降下している。
しかし、豪ドル円は一時98.651円を付けた。その後、積み上がったロングポジションの巻き戻しと地政学的リスクに対する警戒などから豪ドル円は急落、現在96.70円近辺を推移している。
手法概要
手法名 | 豪ドル円下値に注目 | ||
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開発者 | SHさん | ||
勝てる? | 勝てない | ||
取引スタイル | スイングトレード、長期保有 | ||
時間足 | 4時間足、日足、週足 | ||
通貨ペア | 豪ドル円 | ||
分析手法 | MACD、移動平均線、一目均衡表、ファンダメンタルズ | ||
その他選択項目 | 逆張り | ||
取引市場 | オセアニア市場、東京市場 | ポジション保有時間 | 1週間 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 1回以下 | |
エントリー注文 | 成行-指値 | 決済注文 | 成行、指値、逆指値 |
勝率 | % | 損益レシオ | R-5 |
平均利益 | +200pips | 平均損失 | -20pips |
エントリーには2つの戦略
エントリー方法には2種類を想定する。
豪ドル円の週足の一目均衡表を見ると、95.91円に雲の上限がある。このまま上昇に転ずるとみて成行注文か、雲の上限付近で指値注文をしたい。
※買いのシナリオ
ショートポジションは日足を意識
もう一つのシナリオは、豪ドル円はこのまましばらく下落を続けるとみてショートポジションを持つ方法だ。以下は、日足のチャートだが、下の赤のラインが5月21日の安値と8月8日の安値を結んだ上昇トレンドライン。
それに絡んでいるように見える、紫のラインが200日移動平均線だ。ここまでの下落を想定して、成行でショートポジションを持つ。
※売りのシナリオ
決済ポイントについて
ロングポジションを持った場合は、損切りを18pips程度に置き、利食いを50pips程度に置く。
利大損小で挑み、損失を重ねすぎないように上昇トレンドへの転換を見極めたい。
ショートポジションを持つ場合は、損切りを直近高値の98.60程度に置き、200日移動平均線やレジスタンスを目指し、ストップロスずらしていく(トレーリングストップ)
※ショートの損切りポイント
ファンダメンタルズ分析
日本では、物価上昇率の鈍化を受け、経済の伸び悩みが心配されるが、増税を先送りするリスクの方がはるかに大きいという論調が優勢を占める。
「物価上昇率2%達成のためなら追加緩和でも何でもやる(黒田日銀総裁)」という言葉からも読めるように、これ以上円が豪ドルに対して買い進められるとは考えにくい。
メインシナリオとして、長期でスワップも狙いながらロングポジションを持ちたいところだが、高いレバレッジを掛けている場合はこまめな損切りが全てに優先する。
大体シナリオとして、200日移動平均線付近までの下落を警戒する必要もあるだろう。