結構真面目にFXの検証はやっていて、(もうFX検証が趣味になっています。)テクニカル分析は1周しました。ここが、難しいところでテクニカル分析に固執しすぎても、勝てると決まっているわけではないのです。
記事執筆にあたり、私が試してきた分析方法を何個か紹介します。ただし、紹介するFX手法は現在は使っていません。
つまり、一時的には勝つのだけど、総合的な損益ではマイナスになってしまった、またはプラスマイナスゼロで終わってしまったということです。
FX手法概要
手法名 | 勝てなかった3つのFX手法 | ||
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開発者 | saepon さん | ||
勝てる? | 勝てない | ||
取引スタイル | スキャルピング、デイトレード | ||
時間足 | 5分足、15分足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、豪ドル円 | ||
分析手法 | 移動平均線、ボリンジャーバンド、フィボナッチ | ||
その他選択項目 | 逆張り、順張り | ||
取引市場 | 東京市場、欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 5時間 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 50回 | |
エントリー注文 | 成行-指値 | 決済注文 | 成行、指値、逆指値 |
勝率 | 50% | 損益レシオ | R-0.8 |
平均利益 | +8pips | 平均損失 | -10pips |
1.移動平均線のゴールデンクロス
まずは、誰もが通る道かもしれませが、移動平均線のゴールデンクロスとデッドクロスです。数値は、10MAと50MAを使用していました。
これは、素人でもわかりやすい方法であり、2つのラインのクロスを待ちます。昨年のアベノミクスにおける買い場だと、クロスで買っても儲かりますが、今年のような小幅な動きだと、全然勝てなくなります。
後は、決済のタイミングが難しいという問題にも直面しました。必ず裁量を挟む必要があり、経験が豊富でないとまず勝てないと思います。
2.ボリンジャーバンド±3σでの逆張り
これも、誰もが知っているルールの1つ。(すいません。基礎的なものばかりで。)巷で95%以内に収まるといわれている、2σよりもさらに-1σ落として、±3σで逆張りしたら、ほとんど勝てるんじゃないの?って確率を勉強した人なら誰でもわかります。
しかし、この確率の信憑性がイマイチ信用ならんです。明らかに、2σで95%以内に収まっている実感はありませんし、3σさえも頻繁に価格はブレイクします。そして、ブレイクした時は大損するときです。
ゴールデンクロスのFX手法とは逆で、今年のようなもみ合いで生きるFX手法ですが、これも利益は残りませんでした。
3.フィボナッチを用いたトレード
3つ目は、フィボナッチです。これも、FXをやったことがある人であれば、いずれかたどり着くテクニカルです。
手順としては、15分足で前日安値&高値にフィボナッチラインを引き、
38.2%、50.0%、61.8%の3つに価格がきたらスキャルピングをします。サッと3pips程いただいたら、終了というものでした。
3つのなかでは、これが一番うまくいきました。出来るだけ、揉み合いになっているところは避けて、典型的なN字を念頭に置いて取引したのが良かったようです。
これは、負けたというよりもプラスマイナスゼロくらいでした。因みにストップの設定値は、-8pipsです。利益設定や損失のマイナス設定を変更すれば、通用する手法なのかもしれません。
このFX手法のまとめ
検証が趣味なので、勝てなかったFX手法を出せと言われれば、10個も20個も、簡単に出てきます。ここ数年間書き続けている、FX投資ノートにびっしりです。
自分で言うのは変ですが、几帳面な性格の為、今まで検証したFX手法は全て記録しています。完全に自分用でしたが、こうやって披露する機会をいただき感謝しております。
また、素晴らしい機能を搭載した、FX検証ノートをご提供いただけるとのことで、本当にありがとうございます。手書きで売買記録をつけていた時代があり、(損益のグラフも手書きしていました。)このようなツールを探していました。
エクセルは初心者ですが、これを機会に勉強したいと思います。それでは、またFX手法を投稿させていただきます。私の場合は、「勝てなかったFX手法」になってしまいますが、何かの参考にしていただければ幸いです。