FX手法でボックスブレイクアウトは良く聞く方法です。東京ボックス、欧州ボックス、NYボックス、それぞれ市場ごとに名前がつけられています。
私が思うにこれらのFX手法の難点は、ストップロスの位置だと思います。
特にデイトレードでは、ボックスを設定したにも関わらず、そのラインが機能しない場合が多く、その時に損失を少なく限定できるのかが、損益の分かれ目ではないでしょうか。
私が使っているFX手法は、NY時間のオープンと、その日の終わり(日本時間の00時)の間にボックスを設定するFX手法です。結構使えますので参考までにどうぞ。
NYボックスブレイク FX手法概要
手法名 | NYBOXFXトレード | ||
---|---|---|---|
開発者 | kemisa さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード | ||
時間足 | 15分足 | ||
通貨ペア | ユーロ米ドル | ||
分析手法 | ダウ理論、高値安値 | ||
その他選択項目 | 順張り | ||
取引市場 | NY市場 | ポジション保有時間 | 8時間 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 5回 | |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | |
勝率 | 60% | 損益レシオ | R-1.5 |
平均利益 | +20pips | 平均損失 | -15pips |
ユーロ米ドル1通貨に絞って取引
世界の通貨で最も取引量が多いのは、EUR/USDです。FX市場参加者が多ければ、重要なラインというのは機能しやすくなります。ですから、私はEUR/USD1つに定めて取引しています。
シンプルに水平線を2本引いてボックスを定義するのが一般的ですが、これにパラメーター21のEMAを付け加える事で最初に言った、ストップロスを少なく限定することが可能になります。ローソクの時間は15分足です。
買いの場合
①EMA21が上向きである。
②日本時間の21:00と24:00に高値・安値にラインを引く。
③15分足の実体で上に抜けたら買う。
機能しにくいパターンは、ボックスの値幅が大きすぎる時です。だいたい50pips以上のボックスはスルーが望ましいです。
※ユーロ米ドル エントリーイメージ
損切りと利益確定
損切りは、その時々によってpipsが違いますが、ルールはしっかりとしています。
それは、EMAの外側から5pips程度で損切りするということです。これは、EMA21をブレイクするまではトレンドが継続するという考えのもとに作った損切りルールになります。長いヒゲでストップに刈られる時もありますが、それはそれで諦めます。
利益確定ですが、損切りのルール程、がちっと決めているわけではありません。NYボックスをブレイクした後に、必ずどこかで反発をすることになりますが、その高値を試して抜けれなかった時には決済をするようにしています。
※ユーロ米ドル 決済イメージ
FX相場はEMA21で反発するケースが多い!
一般的にこのようなボックスブレイクアウトは、ボックスを乱降下してストップに引っかかる場面が多いです。そこでこのFX手法ではEMA21を表示させて、それを価格の転換の目安にしました。
EMA21は意識されやすいパラメーターなので、目安として役に立ちます。
実際、NYボックスをブレイク後、乱降下してもEMA付近で反発してボックスを抜けるパターンが多いです。
難点はFX取引の回数が少ないことです。毎日使える方法ではないので、常にポジりたい人にとっては退屈なFX手法だと思います。