最近よく使っているFX手法を紹介させていただきます。ATRをご存知でしょうか。
ATR(アベレージ・トゥルー・レンジ)はボラティリティを分析するのに良いツールです。
しかも価格よりも早めにシグナルがでるので、使い勝手が良いです。特に30分足のトレードにおいて、ATR期間14の設定はかなり良い反応を見せます。
通常、30分足はあまり使うような時間足ではなく、15分足や1時間足を見ればまったく必要のない時間足だと思います。しかし、検証の結果、ATR期間14と30分足は相性が抜群だった為に使用を決めました。
それに、EMA14を組み合わせてエントリーするFX手法です。
ATR・EMAを使ったFX手法の概要
手法名 | FXでATRを使ったトレンド手法 | ||
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開発者 | hideo100 さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード | ||
時間足 | 30分足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ円、ユーロ米ドル | ||
分析手法 | 移動平均線、ATR | ||
その他選択項目 | ハイレバレッジ、順張り | ||
取引市場 | オセアニア市場、東京市場、欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 5時間 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 10回 | |
エントリー注文 | 成行-指値 | 決済注文 | 指値、逆指値 |
勝率 | 50% | 損益レシオ | R-2 |
平均利益 | +30pips | 平均損失 | -15pips |
ATRを確認してEMAでエントリー
通貨ペアの設定からご説明します。
自分の場合は、主に米ドル円、ユーロ円、ユーロ米ドルでこのFX手法を使っています。
長期でポジションを持つわけではありませんので、ポンド円やポンド米ドルなどのスプレッドが広い通貨ペアは避けた方が良いと思います。
使うテクニカル分析は、冒頭でもお話しましたとおり、ATRとEMAです。ともに期間は14にしてください。この2つのインジケーターを30分足に表示します。
(例)では買いポジションを持つ場合について記載します。
1.ATRでの大きな「山」や「谷」に水平線を引く
2.そのライン(ATR)のブレイクを確認する
3.ローソク足がEMA14の上に位置している
4.EMA14に戻ったところで買い注文(成行・指値)どちらでも良い
注意点は、EMA14は水平ではなく、できるだけ角度が出ている場面を選ぶこと。ATRの小さい山や谷は無視をすること。
※エントリーイメージ
ローソク足の勢いに注視して利益を引っ張る!
利益確定ルールは、+30pipsを基本としますが、ローソク足に勢いがついているようであれば、+50pipsまで持ちます。
他の時間足との兼ね合いも重要で、例えば1時間足や日足などの重要なサポートやレジスタンスを突破した場合は、トレンドが発生する可能性が高いです。
このような場合は、30pipsで決済するのは非常に勿体ないので、頑張って保有して下さい。
損切りルールですが、これは-15pipsにしています。-10pipsや-20pips、または直近のサポートやレジスタンスブレイクなど、様々な損切りパターンを検証しましたが、-15pipsで固定するのがこのFX手法では一番成績が良かったです。
※ユーロ円30分足 決済イメージ
理想的なFXの投資スタイルといえる!
ATRの動きに左右されますので、それほど取引頻度は多くありません。
保ち合いのFX相場では、目立った「山」や「谷」が出難いという特徴があります。それが、変なポイントでのエントリーを抑制しているとも言えます。
また、それにEMA14を使うことで、ある程度のトレンドを掴む事も約束されています。
平均損失-15pipsに対して、平均利益は+30pipsを超えますので、勝率にもこだわる必要がありません。取引回数が少ないことを気にしなければ理想的なFX手法であると思いますのでFX初心者の方にもおすすめできます。