移動平均線やMACDのゴールデンクロス・デッドクロスでのエントリーは、とても有名です。
恐らくFXを始めて多くの人は最初に、このエントリー方法に行き着くのではないでしょうか。非常にシンプルであり、余計な考えを取り入れる必要はありませんので馴染みやすいです。
しかし、これをそのままFXのデイトレードやスキャルピングで使うと、ダマシばかりに引っかかってしまいます。自分の場合がまさにその通りで、持ちあいの相場でクロスでエントリーし、敗北を繰り返す日々でした。
これは、保有するポジションの位置がスイングトレードに比べて、スキャルピングやデイトレードは微妙な位置になりやすいためです。
そのため、短い時間でのトレードに使う場合は、何かしらのダマシを回避するテクニックが必要になってきます。
しかし、自分の場合は、なかなか有効なテクニカル分析を発見することはできませんでした。
日足をデイトレで使う!
そこで発想を変えて、このMAのクロスでのエントリーを上の時間足で確認した後に、デイトレードで使うと、どうなるのかを考えて検証をしました。
今までは1分足から15分足でスキャルピングやデイトレを行ってきましたが、日足を使用することによって、より節目の位置でエントリーしやすく、勝率も高くなるのではないかと思いました。
予想通りこれは、ある程度勝てるFX手法が出来上がりました。クロスエントリーとは若干違うルールですが、機械的にFX取引を行うことが可能です。
ストップやリミットの幅など、今後改善の余地があるFX手法ですが、まずは現時点のものを紹介します!
押し目買い・戻り売りFX手法 概要
手法名 | 移動平均線がクロスしている方向に指値注文するだけ! | ||
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開発者 | 岡chan さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード、スイングトレード | ||
時間足 | 日足 | ||
通貨ペア | ユーロ円、ポンド円、ユーロ米ドル | ||
分析手法 | 移動平均線 | ||
その他選択項目 | 低レバレッジ、順張り | ||
取引市場 | オセアニア市場、東京市場、欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 24時間 |
FX業者 | FOREX.com | 月間取引頻度 | 5回 |
エントリー注文 | 指値 | 決済注文 | 指値、逆指値 |
勝率 | 60% | 損益レシオ | R-1.5 |
平均利益 | +150pips | 平均損失 | -100pips |
指値注文でのエントリー!
まず取引通貨ペアですが、3通貨に絞ってFX取引をしています。ユーロ円、ポンド円、ユーロ米ドルです。使うテクニカル分析は、至ってシンプルでありMAの5日線と12日線を日足に表示させます。
エントリーをするポイントは、買いポジションの場合、
・5MAが12MAの上にあるチャートが条件。
・この状況で、逆にクロス(デッドクロス)するまで買いポジションに狙いを定める事になります。
つまり、押し目買いのFX手法になりますが・・押し目買いをするところは「12MA」です。
日足でクロスを確認してから、毎日12MAに指値買い注文をします。
ユーロ円日足 エントリーイメージ(売りポジション)
リミットとストップは固定する
リミットとストップはどっちも固定をします。つまり、毎日朝にIFDO注文をして放っておけるということです。
例えばユーロ円の130.00円に買い指値注文をしたとすれば、ストップは129.00円(-100pips)
リミットは131.50円(+150pips)になります。
つまり、損失の1.5倍の利益を獲得する事を目的としています。利大損小の設定値ではありませんが、勝率40%でもトントンになる仕組みです。
ユーロ円日足 決済イメージ(売りポジション)
メリットはチャートを常にみなくてもよいこと!
このFX手法の最大のメリットは、チャートをチェックする必要がないことです。
毎日、朝の7時に3通貨ペアのチャートを確認して、5日線と12日線の位置関係を把握します。
そして、12日線の価格にIFDO注文をするだけです。移動平均線の位置関係が変わらない限り、翌日の作業は、価格を変更するだけでよいです。
なので、自分のようなサラリーマンの方が実践できるFX手法です。
現時点での課題ですが、まずは前述したとおり、ストップやリミットについては、もっと最適な組み合わせがあると思います。それと、トレンド転換のポイントの見極めも課題です。
現状では、トレンド転換すれば最終的には必ず、-100pipsの損切りで取引が終わってしまいますので、ローソク足の形によってエントリーを見送るなどルール設定があれば、更に勝率を改善する事ができると思います。最後まで読んでもらいありがとうございました。