FX投資を行っている人で「フィボナッチ」を知らない人は少ないと思います。
しかし、「使える」と「使えない」と聞けば様々な意見が混在していますよね。
たしかに、フィボナッチは黄金比ではありますが、必ずしもFX相場がその数値とピッタリ合うとは思えません。これは、どんなテクニカル分析を使っても言える事ですが・・。
しかし、「意識される数値」であることは、使ったことのあるFXトレーダーなら分かっているのではないでしょうか。
自分としては単体で使うとどうしても、騙しに遭遇するケースが多かったので、2つのMAと組み合わせて使うようにしています。
今回はそのFX手法について紹介していきたいと思います。
フィボナッチFX手法 概要
手法名 | 23.6%と38.2%の間がFXの黄金比! | ||
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開発者 | PKE さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード | ||
時間足 | 1時間足 | ||
通貨ペア | ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、ポンド米ドル、豪ドル米ドル | ||
分析手法 | 移動平均線、フィボナッチ | ||
その他選択項目 | 順張り | ||
取引市場 | 東京市場、欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 8時間 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 3回 | |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行、逆指値 |
勝率 | 70% | 損益レシオ | R-2 |
平均利益 | +40pips | 平均損失 | -20pips |
指定通貨ペアはなし!
このルールは取引回数が少ないという弱点がありますが、それ以外はかなり信頼できるサインです。
まず、チャートを1時間足を表示して、通貨ペアは何でもOK。自分の場合は3画面に5通貨ペア表示してチェックしています。
エントリールールですが、まずは直近の高値と安値ブレイクを確認してからフィボナッチを引きます。
使う数値は「23.6%」と「38.2%」の2つです。
売りポジションを取るとすれば、高値と安値を結んで、23.6%から38.2%の間で価格が止まったことを確認します。
そして、次に見るのが「MA」のクロスです。売りポジションですので、デットクロスを確認してから新規エントリーです。MAは(2)と(5)です。
エントリー時のポイントして、底値圏で何度もローソク足をつけている場合は様子見した方がよいです。何故かというと、底値圏での動きはある意味、上昇の力をためている状況ともいえます。その時間が長ければ長いほど一気に上に噴き上げる可能性があります。
ですから、直近安値をつけてから、ダラダラとした値動きにならずに一気に23.6%から38.2%に到達してくれたチャートを狙うのが良いです。
※ポンド米ドル1時間足 エントリーイメージ
1時間足確定の前に損切りするケースもある!
損切り方法
まず、損切りですが、これはフィボナッチ38.2%を終値でブレイクした場合に成行で切ります。
1時間足の取引ですので、確定まで60分掛かり、その間に大きな陽線・陰線を形成する場合があります。なので、30分が経過してローソク足に勢いがあると思ったら切るようにしています。
大きな陽線や陰線が出てから損切りしては、痛い損失を食らってしまいますので、そこだけは注意して下さい。
利益確定方法
利確は、起点となった安値をブレイクした後に、MAがクロスしたら成行で確定させます。
こうすることで、強いトレンドの時は保有。弱いトレンドの時は最低限の利益が確保できます。
※ポンド米ドル1時間足 決済イメージ
待った甲斐があるFX手法
当初は、23.6%から50.0%までの押し目・戻し目を狙っていました。
しかし、50.0%まで戻した時には、そのまま上昇・下落するケースが多く、勝率を悪くする原因になっていたので、思い切って50.0%を省いたところ、安定した利益が見込めるFX手法になりました。
今回のFX手法は、ほとんどが1日以内で決済できるデイトレですが、先にも述べたとおり取引回数は少ないです。
取引できる形まで待つ必要はありますが、待った甲斐がある精度の高いエントリーポイントです!
参考にしていただければ幸いです。