London breakoutやNew york boxはとても有名なFX手法です。そのため、これだけを利用するFXトレーダーも存在します。しかし、このFX手法はなぜ有効なのでしょうか?ロンドン時間オープン時や、ニューヨーク時間オープン時の取引量だけが理由でしょうか?
実はそれだけが理由ではなく、サポート・レジスタンスのラインの寿命とも関係しています。
この時間帯はだいたい注目すべき、サポート・レジスタンスが決まっていて、「何度もラインにタッチされた後」である場合が多いです。
特にLondon breakoutを使う人なら分かると思いますが、これが使える時はレンジ場でラインが何度もタッチされている場合がほとんどです。
「何度もラインにタッチされる」とは「何度もハンマーで叩かれた壁」と言いかえることができます。
「何度もハンマーで叩かれた壁」は崩れやすくなります。
これと同じ原理がサポート・レジスタンスにも働いていて、「何度もタッチされたライン」はブレイクがされやすいラインであると言えます。
FX手法 概要
手法名 | 強力なトレンドが出易いポイントだけを狙うFX手法 | ||
---|---|---|---|
開発者 | 謙一 さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード | ||
時間足 | 15分足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ円、ポンド円、ユーロ米ドル、ポンド米ドル | ||
分析手法 | 移動平均線、ボリンジャーバンド | ||
その他選択項目 | ハイレバレッジ、順張り | ||
取引市場 | 欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 6時間 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 30回 | |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 指値、逆指値 |
勝率 | 50% | 損益レシオ | R-1.5 |
平均利益 | +20pips | 平均損失 | -15pips |
ボリンジャーバンドと2本の移動平均線
使うインジケーターは以下の3つになります。
・ボリンジャーバンド(20、σ2)
・EMA(10)
・EMA(21)
エントリー条件は以下の3つになります。ロングを例にご説明します。
1.「何度もタッチされたライン」を確認して、そこは抜けるラインだと判断する。
2.2本のEMAのクロスを確認する。
3.ボリンジャーバンドのバンドウォークを確認する。
FX取引する際の注意点を以下にまとめます。
「何度もタッチされたライン」の次に重要なのは、「次のライン」です。
ラインが今日の時間内に無いのなら、「そのままトレンドは続行する」と読んで最初のポイントでエントリーです。
もし今日の時間内にそのような「次のライン」があり、より強いレジスタンスやサポートだったら場合は、「次のライン」ブレイクまで待ってください。
損切りは-10pips~-20pipsで臨機応変に対応します。利確は、直近の目立つ高値・安値があるレベルで行います。
※ユーロ円15分足 取引イメージ
様々なインジケータと組み合わせが可能!
これはライン際でのトレンドの判断が重要なFX手法です。
「何度もタッチされたライン」は抜けやすく、「EMAのクロス」と「ボリンジャーバンドのバンドウォーク」の確認が重要なフィルターとなっています。
このライン際での判断とインジケーター2つのサインは、「強力なトレンドが発生する可能性が高い」ことを示唆しています。
今回ご紹介した手法は、手法と呼ぶにはあまりに一貫性がないと思います。
「何度もタッチされたライン」と表現していますが、具体的にはLondon breakoutとNew york boxを使う時に引くラインにことを指しています。
しかし、「大きなヒゲのついたロウソク」や、「スイングトレードで使う4時間足などで目立つ箇所」などラインを引く候補はさまざまあります。
それらを組み合わせるとさらにエントリーの数も増えると思うので、じっくり研究する価値はあると思います。
この「何度もタッチされたライン」といった知識と、他のインジケーターを組み合わせるだけでも無数にFX手法ができると思います。なかには、とんでもなく勝率の高いFX手法があるかもしれません。それを見つける為に、日々FXの検証作業に邁進しています。