日々の積み重ねの重要性を肌で感じられるFX手法で、FXの初心者にお薦めです。ルールは単純明快。
塩漬けになったとしても気にせず「毎日買う」だけです。
ただし、闇雲に毎日買っても勝てないので、どれをどの程度買うか、戦術をたてます。
このFX手法を改めて考えてみると基本的事項ばかりなのですが、実践できている人は少ないです。
「毎日買う」塩漬けのFX手法 概要
手法名 | FXは最初から塩漬けを覚悟していれば負けない | ||
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開発者 | isamu3 さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード、スイングトレード、長期保有 | ||
時間足 | 1時間足、4時間足、日足、週足、月足 | ||
通貨ペア | 豪ドル円、NZドル円、南アランド円、その他 | ||
分析手法 | ローソク足 | ||
その他選択項目 | 低レバレッジ、逆張り | ||
取引市場 | オセアニア市場、東京市場、欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 1日 長ければ1年以上 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 30回 | |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行 |
勝率 | 100% | 損益レシオ | R-1 |
平均利益 | +30pips | 平均損失 | 0pips |
FXのスワップポイントと資金管理。塩漬けしても生き残る方法
それでは、2つのトレードルールを説明します。
1.プラススワップの玉しか持たない。
FXにおいて「スワップの力」はやはり大きいです。時間の要素が「負け」を「勝ち」にしてくれます。
資金効率という言葉によってスワップは否定されがちですが、資金効率を気にするほど勝てる人は別として、大抵の場合はスワップにより勝つことを視野に入れておくべきです。
つまり、買いポジションを持ったときに、自動的にスワップポイントがたまる通貨ペアを選択しなければなりません。自分の場合は「豪ドル円」「ニュージーランド円」「南アフリカランド円」の3通貨を選択しています。
2.長期間毎日買い続けられるポジションサイズを保つ。
これも巷ではよく重要と言われる、資金管理というものです。
長期間とはどの程度であれば良いかは、気分や状況によって変えられますが・・・最低でも1ヶ月程度は付き合うことを覚悟で臨むほうが良いと思います。(それが・・塩漬けになり最悪〇年間になることも・・。)
ドルコスト平均法のように購入時の価格によってポジションサイズを変える作戦もあります、しかし、このFX手法ではシンプルに、最初に決めたサイズで貫いて毎日買いましょう。
損切りはしません。それが「塩漬け」
利食いする瞬間は、自分の満足する利益が出たときです。そして、一旦利食いをしたら、しばらく時間をおきます。そして、必ず利食いをしたポイントよりも下がったところで再び買いポジションを持つようにしています。
損切りは、このルールではしません。何故かと言えば、スワップポイントでプラスになる前提で取引しているので、もしも相当の含み損になってしまったら、それは塩漬けを覚悟します。
FXは強制ロスカットに掛からなければ塩漬けしていれば、いつかは利益になる
このFX手法は、相場にひたすらついていくというメリットがあります。月足、週足、日足のトレンドを間違わなければ、相場は大抵戻ってきます。
もちろん、100年に一度といわれたリーマンショックの相場では、このFX手法では、大きな含み損を抱えてしまいます。それでも、相場はいつかは戻ってくるものです。
現に、豪ドル円なんかはリーマンショック前の水準まで戻ってきてますよね。
豪ドル円の、直近20年の史上最高値は107.9円付近ですが、去年の相場では105.5円まで上昇しました。
※豪ドル円月足チャート
仮に、リーマンショック前に100円でロングポジションを掴んでしまっても、ロスカットにさえかかならければ、利益で終えているのです。しかも、毎日スワップポイントがたまっています。
つまり、資金管理を間違わなければ・・FXでそう簡単に負けることはないとうことです。FXをやっている人で「塩漬け」のイメージは悪いですが、最終的に儲かるFX手法が私は正しいと思います。
ほとんどの人が、レバレッジを掛けた短期トレードに固執しているからFXで退場します。
この事実に気が付けば、FXは簡単ですよ!(^^)! (*^_^*)
確かに勝率100%でした
私もこの手法で、FXのことを知って半年目から始めたリアルトレードで、約半年間勝率100%をキープしていました。
小さな資金で始めて、小さなポジションだけにとどめることを厳守し、一時は資金は10倍まで増えました。
ただ、資金は増えているのに「勝っている」実感も、充実感も全くなかったです。
ほとんどの時期が含み損を抱えている状態だったからです。精神的にかなりつらかったです。食欲が落ち、ダイエットしなくてもいい体型なのに体重は5kgも減りました。
そしてさらに半年目、ほんの数個のポジションが続けて大きく反対に動き、含み損の大きさに精神的に耐えられなくなって、「3回」損切りを執行してしまいました。
それで、半年間の利益はほぼすべて吹き飛ぶ結果になりました。
この手法を試そうとしている方に必要なのはただひとつ、「強い精神力」です。
私にも、とても大きな含み損にも耐える、もっと強い精神力があったのなら、利益を吹き飛ばさずに済んだかもしれません。
でもこの経験は、「常勝トレーダーが成長の過程で通る道を、私も通っただけ」と前向きに考えています。人間、失敗することで大きく学ぶものだと思っています。
幸い資金はマイナスにまではなっていないので、現在はこの手法は卒業し、損切りを少なく上手に済ませられるようデモトレードで特訓中です。
塩漬けはやっぱり駄目
2–3のレバレッジに留め、この塩漬けを試した結果、やはり、1ヵ月で7-8円の低下に精神的に耐えられず、撤退します。下げ相場は釣瓶落としのように下がるので、stop指し値の損切りは重要。さらに下がるようなので、売りポジションにするか、しばらく様子みて、上げ相場になるのをまつほうが精神的に良い。
私もこの方法です。
偶然見つけましたが、私もかれこれ2年ほど USD/JPY をこの方法で取引してますが、当たり前ですが損切りしませんので含み損を無視すれば勝率100%です。
この方法の前提として、追証無し・ゼロカット対応の海外FXトレーダーでないと危険と思います。追証がある中で大量の含み損を塩漬けにするのは精神的に良くないですから。
私も↑のような海外トレーダーで、「ゼロカットされても良い」程度の資金で、小ロットでロングしてます。
具体的には、証拠金100万円でロットは1万通貨でロング。TPは2円 (利益2万円) で設定して塩漬けします。保有するロット数の目安としては、1ドル60円になったときに強制ロスカット(有効証拠金残り20%以下) になるレベルを逆算し、その水準に達しない範囲でレンジ相場の下限と思われる水準を狙って追加しています。
つまり1ドル60円まで円高が進んだら証拠金100万円もろとも全てのポジションが吹き飛んで終了。そこまで円高にならない限りにおいてはパラパラと利確&残りは塩漬け状態。
既に3年目に入る塩漬けポジション (1ドル120円w) が1つありますが、それを除けばこの方法で安定的にSWAP利益&利確できてます。損切りしないルールに反してしまうけど、なんかの拍子に1ドル118円くらいまで戻ったら120円ロングの塩漬け君は始末しようかな。。。