FXをはじめた当初、デイトレードやスキャルピングのような極短期間の保有取引ではなく、仕事の関係から、長期保有によるFX取引を主体に行っていた経験があります。
結果としては、長期保有によるFX取引はあまりおすすめできませんが、潤沢な資金を用いることができるのなら、ほぼ必ず利益が損失を上回るので、最適なFX手法の一つとして推奨です。
まず、資金があまり潤沢でなく、一時的な損失に耐えることができない場合には、全く利益を出すことができないというわけではありませんが、総合的に見た所、損失の方が利益よりも倍近く出るという結果でした。
証拠金額20万円の状態で始めてみた所、最低でも50pipsほどマイナス方向に進んでしまった時点で損切りをしっかりと行う事を明確にしていた事もあり、約定後の逆行で何度も損切りをしてしまうという結果に。
このことから、証拠金額が少ない場合には、FXの長期保有はほぼおすすめできません。
長期保有FX手法 概要
手法名 | 20万円の証拠金では勝てなかったが100万円ではFXで勝てた | ||
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開発者 | mayudayon さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | 長期保有 | ||
時間足 | 日足、週足 | ||
通貨ペア | 豪ドル円 | ||
分析手法 | 移動平均線、一目均衡表 | ||
その他選択項目 | ナンピン、低レバレッジ、逆張り、順張り | ||
取引市場 | 東京市場、欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 15日間 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 10回 | |
エントリー注文 | 指値 | 決済注文 | 指値、逆指値 |
勝率 | 50% | 損益レシオ | R-1.5 |
平均利益 | +80pips | 平均損失 | -50pips |
資金力があれば、FXの長期保有は有効になる
次に、長期保有を前提として証拠金額を100万円に積み重ねた上で実践してみました。
できるだけスワップポイントで稼ぐことを重点に豪ドル円のペアを選び、FX相場が変動する時には激しく動いてしまうペアということもあり、マイナス方向へ進んでしまった時には一時的に膨大な赤字が発生してしまいますが、損切りをせずにそのまま保有し続けます。
この際、できるだけ移動平均線や一目均衡表を使い、FX相場の流れの強さを事前に把握しておきます。
例えば、100pips以上逆行するような強い流れの場合には最悪損切りを心がける一方で、それほど強くない流れの場合は、敢えて放置しておきます。
これだけで、数日後には必ずプラスに転じている場合が大半でした。
つまり、最低でも1ヶ月以上、平均して1年や半年単位の超長期間で保有する覚悟と資金量を有しているのなら、長期保有によるFX取引が大変有効でした。
移動平均線でFX相場の流れを把握
分析方法ですが、ローソク足の日足や週足をはじめ「200日移動平均線」と「26週線」など長期間の判断に有効なテクニカルを使用することで、大体の流れを把握する事ができます。
特に、200日移動平均線と日足を合わせたチャートを使用することで、過去12ヶ月の流れを確実に把握できるので、おすすめの利用法です。
また、このFX手法を用いる際には逆指値は極力使用せず、マイナスpipsになってしまっても保有するだけの強い意志を持っておくことが重要です。
豪ドル円の長期保有の場合、1日当たりのスワップポイントだけでも相当額が手に入れられるので、FXを月単位の長期投資として捉えている方には、お奨めのペアだと思います。
反面、短期決済やデイトレード、半月から1月単位の取引を想定されている方の場合、同じくスワップポイントが高く変動がそれほど激しくないニュージーランド米ドルなどのペアをおすすめします。