FX歴は5年です。以前にはすぐに利益を出したくて、レートの動きが激しいポンド円を中心に取引をしていました。
毎日のようにチャートに張り付いてハイリスクなFX取引を行い、結果的に大きな損失を被った経験が何度もあります。
失敗した原因は分かっています。自分の思い通りの値動きになるとすぐに利益確定して、損失が出ているとずっと戻るのを待つというFX手法だったからです。
この方法では決して勝てないどころか、資金を失ってしまいFX取引自体ができなくなることを学んできました。
今では、地道ではあっても利益を出すことができています。それは、エリオット波動論を分析に取り入れた事がきっかけでした。
エリオット波動論のFX手法概要
手法名 | エリオット波動論をFXに取り入れたことで成績が改善した | ||
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開発者 | asamoa さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | スイングトレード、長期保有 | ||
時間足 | 1時間足、日足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、ユーロ米ドル、ポンド米ドル、NZドル円、豪ドル米ドル、NZドル米ドル、ユーロポンド、その他 | ||
分析手法 | エリオット、移動平均線 | ||
その他選択項目 | 低レバレッジ、順張り | ||
取引市場 | 東京市場、欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 2週間 |
FX業者 | 外為オンライン | 月間取引頻度 | 1回以下 |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行、逆指値 |
勝率 | 50% | 損益レシオ | R-5 |
平均利益 | +400pips | 平均損失 | -70pips |
エリオット波動論とは
このFX手法は産まれた時代背景もありますが、スイングトレード向けであり、それより短い時間のFXトレードには、向いていないFX手法だと思います。
そのため、私がご紹介するFX手法はエリオット波動論を駆使した、スイングトレードの手法です。
エントリー方法
まず、使用するローソク足は「日足チャート」です。そして、日足チャートに移動平均線10MA を表示させます。
そして、直近の高値・安値を更新している通貨に狙いを定めます。
ここで、確認するのが「エリオット波動論」で言うところの「第4波」です。
「第2波」では、まだトレンドがはっきりしていないので、必ず「第4波」まで待つようにしています。
つまり、「押し目買いFX手法」なのですが、私の場合はこのルールを設定したことで、無駄なFX取引が減り勝てるようになりました。
具体的なエントリーポイントとして、移動平均線の10MA を使います。移動平均10MAまでの押しを「1波」と考えるわけです。10MAまで戻らなかった場合は「1波」に含まれません。
上昇トレンドの場合は、「第4波」を確認して、移動平均線10MA付近での反発を確認してから、買いポジションを持ちます。反発の基準ですが、日足の陽線確定を待ってしまっては、エントリーがかなり遅くなってしまいます。ですから、時間軸を落として 1時間足の陽線確定 で入ります。
強いFXのトレンド相場では、日足の10MAが意識されやすいです。それは過去のチャートをみていいただければ分かります。特に、過去数ヶ月の最高値を更新した場所や、今年の最高値を更新した場所などで、このパターンに出会えた場合は高確率になります。
※ユーロ円日足 取引イメージ
損小利大取引を目指す
日足のトレンドを狙うエントリーですので、利益は出来るだけ大きくとります。逆に、損失は100pips以内に限定させます。
損切りのポイントとしては、4時間足や1時間足のサポート・レジスタンス抜けに置くことが多いです。
注意していることは、とにかく100pips以下に損失をおさえることです。
利益確定ポイントの1つの目安として+500pips以上 を見ています。10MAで反発したという根拠がありますので、そこは強気で保有します。
※ユーロ円日足 決済イメージ
FX手法まとめ
このFX手法は極めてエントリーチャンスが少ないです。1ヶ月にエントリーチャンスが一度もない場合があります。
しかし、このパターンは非常に信頼度があるサインですので、1つの通貨だけではなく複数の通貨で確認 していただけたらと思います。
因みに、私は12通貨ペアをチェックしています。スイングトレードは、スプレッドもそんなに考慮する必要がありませんので、多くの通貨で取引することができます。
スキャルピングで、3pipsのスプレッドでは勝負になりませんが、スイングトレードであれば気にする必要はありません。参考になれば幸いです。