FXを行っている方でしたら誰しも負けをしたくない所です。それも数十万円であれば何とか立ち直れますが、何百万、何千万となりますと再起不能に陥ってしまう可能性が出てきます。
実は、私自身も2年前に大損してしまいました。1ヶ月で347万円の大損をしたことがあります。そこで今回、大負けを皆様にしてほしく無いため、私が行った駄目な手法をご紹介いたします。
それが、ストキャスティクスに頼りすぎてしまったことです。ストキャスティクスは海外で開発されたツールであり、%K、%Dと言う数値をもとに通貨の買われ過ぎ、売られ過ぎを把握する事が出来るツールです。
これが、視覚的に非常に便利ですので、5分間のローソク足で市場の流れを掴み、後は1分間隔のローソク足を確認して間違いないと思って資金を投入しました。
手法概要
手法名 | ストキャスティクスに依存してしまい大損失 | ||
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開発者 | 船越 さん | ||
勝てる? | 勝てない | ||
取引スタイル | スキャルピング、デイトレード | ||
時間足 | 1分足、5分足、15分足 | ||
通貨ペア | ユーロ円、ポンド円 | ||
分析手法 | ストキャスティクス | ||
その他選択項目 | ハイレバレッジ、逆張り | ||
取引市場 | 欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 60分 |
FX業者 | 外為どっとコム | 月間取引頻度 | 3回-100回 |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行 |
勝率 | 50% | 損益レシオ | R-0.2 |
平均利益 | +20pips | 平均損失 | -100pips |
損切りラインの甘さが問題だった
最初の1週間はこの手法で30万円を稼ぐことができましたが、やがて、テクニカルに任せきりにしていたつけが出てきました。
次の週になり、いつも通りにストキャスティクスを利用していましたが先週のように稼ぐことが出来なくなっていました。
私は何かの間違いだろうと思い続けて取引を繰り返していましたが、損が増えるだけで気づいてみれば、あっという間に347万円の損害になっていました。
原因がテクニカルに頼り切ってしまい、海外のニュースや情勢、動向を知らべることもなくなり、尚且つ基本的なローソク足の見方や損切りラインの甘さだったと思います。
特に損切りラインは、通常であれば80%の所で切っていましたが、連敗に耐えられずにポジションを保有してしまい、結果的に大赤字になるところで損切りするという悪循環でした。
上記のように1つのテクニカルだけに依存してしまいますと、私のような失敗をしてしまう恐れがございます。皆様も1つのテクニカル分析を信用するのではなく多角的な目線が必要だと思います。
管理人からのコメント
ストキャスティクスを使ったトレードの失敗経験を語ってくださいました。私も、初心者時代は1つのテクニカル分析に依存して、大きな損失を計上しました。
どんな素晴らしい手法であっても、必ず「勝てない相場」があります。その勝てない時期に、どういった行動をするのかが重要であると思っています。
自らの損失額まで公表して頂いたうえでの、リアルな体験談を語っていただき、ありがとうございました。