FXとは結局のところ、「上がるか、下がるか」です。ですからその上がるか下がるかを予想する2択のゲームです。
そこに理屈を付ければ「チャート分析」になると思っていた時期がありました。私が行った必勝法は確率論です。やり方は簡単です。
1分チャートを開いて、取引する時間の10分間を見ます。その10分間で「上がった回数」と「下がった回数」を調べます。
そこから上がった方が多ければ次は下がると予想して、逆に下がった回数が多ければ、次は上がると言った風に単純にFX取引をしていました。
1分間から長くても10分程度で決算する短期取引が中心です。
FX手法概要
手法名 | FXでロウソク足の「上がった回数」と「下がった回数」を調べる | ||
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開発者 | H さん | ||
勝てる? | 勝てない | ||
取引スタイル | スキャルピング | ||
時間足 | 1分足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ円、ポンド円 | ||
分析手法 | ローソク足 | ||
その他選択項目 | 順張り | ||
取引市場 | 欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 5分 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 3回-100回 | |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行 |
勝率 | 50% | 損益レシオ | R-0.5 |
平均利益 | +5pips | 平均損失 | -10pips |
FXはギャンブルではない
FXがギャンブルだと思っていた時は、上がる確率も下がる確率も50%だと思っていました。
後で知りましたが、指標による影響や上がりレンジなどの特徴的なチャートがあることを当時は知りませんでしたから、FXはギャンブルのルーレットと同じだと思っていました。
もちろんFXはギャンブルではありませんし、不確定要素の塊ではありません。チャートの上昇にはそれなりの意味がありますから、その意味をとらえられない悲惨なことになります。
このFX手法では結果的には10万円くらい得をしました。でもこれは運が良かったからです。
当時は世界景気が小康状態であり、相場に影響するほどの世界的なニュースはあまりありませんでしたから、例えばユーロ危機の時にこれをやったらたぶんすべての財産を失うと思います。
いろいろと疑問に思うところがあって、実際に、過去のチャートで何度か検証の作業を行いましたが、やはり結果はよろしくありませんでした。
なので、この方法は勧めません。危険すぎるし、何よりもFXの1本1本のチャートに意味があると思って行動する方が正しいからです。FXはギャンブルではありませんからギャンブルだと思ったら痛い目を見ます。
FX Works管理人からのコメント
Hさんは、勝てなかったということでしたが、このFX手法はシンプルで非常に、面白いアイデアだと思いました。
ロウソク足の形でフィルターに掛けたり、上位足と連動させれば、1つFX手法が出来上がりそうです。
(例えば、ヒゲと十字線は無視する。大陽線と大陰線の本数だけカウントする。)
今度、検証をしてみます。ご紹介いただきありがとうございました。