FXを始めたばかりの頃はトレンド系指標(移動平均線や一目均衡表)による順張りに抵抗があり、オシレーター系指標でいろいろFX手法を試していました。
特にRSIやボリンジャーバンドといった比較的分かりやすいオシレーター系指標を用いてどうにか良いFXトレードが出来ないかと考えていました。
ですが、これらオシレーター系指標ばかりを用いても結果的に良い成績をあげることはできませんでした。今回は、私がその頃主に用いていた、勝てなかったFX手法をご紹介します。
RSI FX手法概要
手法名 | 教科書通りのRSIとボリンジャーバンドFX手法 | ||
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開発者 | tk さん | ||
勝てる? | 勝てない | ||
取引スタイル | スキャルピング、デイトレード | ||
時間足 | 5分足、15分足、1時間足、4時間足、日足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ円、豪ドル円、ユーロ米ドル | ||
分析手法 | RSI、ボリンジャーバンド | ||
その他選択項目 | ハイレバレッジ、逆張り | ||
取引市場 | オセアニア市場、東京市場、欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 1時間 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 50回 | |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行、逆指値 |
勝率 | 30% | 損益レシオ | R-0.3 |
平均利益 | +7pips | 平均損失 | -20pips |
このFX手法では勝てなかった
取引時間帯は基本的に24時間でチャンスがあれば、いつでもエントリーするという形を取っていました。通貨ペアはドル円、ユーロ円、豪ドル円、ユーロドルの4つを主に対象としていました。時間軸はそれほど気にせず5分足から日足まで幅広く見ていました。
具体的なFX手法になりますが、使用していた指標は「RSI」と「ボリンジャーバンド」の2つです。使い方も一般的に用いられるものとそれほど変わらないものです。
「RSI」は80%以上または20%以下になったらサイン点灯、「ボリンジャーバンド」はσ2以上またはσ-2以下でサイン点灯、この2つのサインが重なった時にエントリーします。
※ユーロ円5分足 取引イメージ
利益確定と損切りの設定値
利確については非常に裁量が大きく明確な基準を持ってなかったため、その時々で利確幅に差がありました。
損切りについては大きな損失を恐れていたため、浅めに設定しており、こちらも明確に決めてはいませんでしたが、10~30pipほど逆行すれば切る ようにしていました。
しかし、結果については冒頭でも述べたように全くと言っていいほど通用しませんでした。
圧倒的に損切りに引っかかる率が高かったためです。勝ち負けの比率は1:3ほどで200万の資金を160万まで溶かし、その時点でこのFX手法は辞めました。
オシレーター系指標がトレンド発生時にはほとんど機能しないことを無視してFXトレードを行っていたことが最大の失敗理由だと思いますが、そもそも オシレーター系指標はそれだけをもって安定的に利益をあげられるものではないと思います。