FX取引は、毎回自分の思い通りにいくわけではありません。100%勝てるのであれば、誰でも簡単に億万長者になれるはずです。利益を出す事もあれば、損をする事も当然あります。
今回の記事では、FXでよくある典型的な「負けパターン」についてお話したいと思います。
損は大きく利益は小さくのトレードパターン
FXで失敗するパターンというのはある程度決まっています。まず挙げられるのは、損切りする事が出来ずに資金を失うというケースです。
損切りを出来ない人というのは、自分の感情の赴くままにトレードしてしまい、収集が付かなくなり、冷静さを失った挙句に負けていくのです。
これは、まさに私自身が初心者時代に経験してきたことです。
感情というのは非常に厄介なもので、利益が出た時よりも損失を出した時のほうが感情は高ぶってしまう傾向にあるようです。
利益が出ている時は、その利益を失くさないようにする意識が働き、少ない額での決済が多くなり、損失が出た場合は損切りをギリギリまで遅らせた挙句に強制ロスカット、というパターンが多いです。
どうしても自分の感情を抑える事が出来ないという人は、ポジションを持った後は指値と逆指値に任せて、パソコンの画面を見ないようにしたほうが良い結果に繋がります。
いつか戻るだろうという考えは非常に危険です
決済するまで、利益にも損失にもならないと考えている人達がいますが、この考え方は、レバレッジのあるFX取引では、致命傷になりかねません。
取引をしている段階で、受ける損失が証拠金以上になり強制決済となる可能性もある事を視野に入れておく必要があります。自分が建てたレートまで、戻る保証などはどこにもなく、突発的な値動きにより、莫大な含み損を抱えてしまうリスクもあるわけです。
為替相場は歴史の中である一定の動きをしている事も多く、塩漬けしていればいつか戻る、ということもあります。しかし、この「いつかは戻る」という考え方は根拠に乏しく、保証されたものではありません。
高レバレッジの取引では、相場が自分の想定外の動きをした時、レバレッジの掛け率の分だけ損失を出してしまいます。
こういった典型的な負け方を一度する事で、良い経験になるのかもしれませんが、仮にそれが高レバレッジの取引だった場合、たった一度のミスで致命的な打撃を受ける事になりかねません。
ですから、まずは「投資を続ける」事を目的とし、絶対に全ての資金を失わないような、リスク管理をすることが重要です。