豪ドルと並んで金利が高く、多くのトレーダーから支持されている通貨の一つがニュージーランドドル、通称NZドルです。投資家達からは、ニュージーランドの国鳥から「キウイ」とも呼ばれています。
歴史的にも高金利政策を採用
ニュージーランドは、人口的にも面積的にもそれほど大きな国ではありません。
経済規模も大きくありませんが、NZドルの金利というのは米ドルなどとは比べものにならず、またユーロよりも高く、豪ドルと同等の高い金利を誇っています。(2013年10月現在)は2.50%の政策金利ですが、私がFXを始めた頃は8.25%という高金利政策をとっていました。
金利が高いという事で、儲けを出していくのであれば、スワップポイント狙いとなります。また、NZドルは比較的安い金額で取引出来るので、投入資金が少なく済むというメリットもあります。
国自体がそれほど大きくなく、経済の規模なども小さいので、トレーダーが抑えておく情報などは少なく済むというメリットも考えられます。
スワップ金利が高いメリットを利用して、それで儲けを出していく以外にも、為替差益で利益を出す事も充分可能です。NZドルは流通量が少なく、その為、値動きなども激しい傾向にあります。為替差益で利益を大きくしていく事は充分可能な通貨です。
豪ドルとの連動性を持つNZドル
NZドルで取引を行う際に生じるリスクですが、流通している数が少ないという事は、何らかの原因でまとまった額を投資家などが投じた場合、為替レートが一気に変動してしまう可能性もあります。
NZドルは豪ドルとの連動性が非常に強いという特徴もあります。ニュージーランドとオーストラリアは、貿易などの面でも深い繋がりを持っており、またオーストラリアからニュージーランドへの観光なども盛んで、年間を通して多くの方が足を運んでいます。
このように両国は非常に経済的な結びつきが強い国であり、また投資家の間でもそういうイメージが定着してしまっているという事が、更なる連動を引き起こしていると言えるでしょう。
NZドルは、かつての金利からするとスワップの恩恵は減ってしまいましたが、まだまだ他の通貨と比較すると金利が高いので、買いから入るほうが絶対的にお得です。売りから入ると金利を支払う事になってしまいますので、取引する際には注意が必要です。