目次
- 1 FXトレーダーはチャートを見れなければ収入ゼロ
- 2 運動は昔から続けられない・・自分に甘い人間
- 3 普段の生活で出来る「運動」は何か?
- 4 「立って仕事を行うメリット」について参考になったサイト
- 5 モニターとキーボードの高さを上げなきゃならない
- 6 現在のFXトレード環境
- 7 デスクトップ1(モニター6枚)
- 8 デスクトップ2(モニター2枚)
- 9 ノートパソコン1(モニター1枚)
- 10 トレーディング環境全体図
- 11 現状の問題点を改善するスタンディングデスクが必要!
- 12 デイトレ用スタンディングデスクの設計図
- 13 材料は単管パイプを使用
- 14 スタンディングデスクはとにかく「デカイもの」を!
- 15 モニターの数とスタンディングデスクの幅
- 16 スタンディングデスクの高さと奥行き
- 17 単管パイプとモニターの接続部
- 18 収納スペース
- 19 デイトレ用スタンディングデスクの図面
- 20 スタンディングデスク制作に掛かる費用
- 21 Sit&Standデスク
- 22 TOMOZO式スタンディングデスクの価格
- 23 「一生物」自由にカスタマイズも可能!
- 24 知り合いの家具屋さんに見積もりを頼んでみた
- 25 デイトレ用スタンディングの製作
- 26 あとがき
- 27 ※現在のトレード環境(2020年7月更新)
突然ですが・・皆さんはどのような体勢でFXトレードをしていますか?オフィスで使われるような、一般的なデスクとチェアですか?それとも座椅子ですか?
スマホやタブレットを使えば、横になった体勢でもFXトレードできますので、リラックスした状態でチャートを見ているという方もいらっしゃるかもしれません。
私は今まで、ごく一般的なデスクとチェアを使ってトレードを行ってきましたが、約1年程前から「座って」FXトレードすることを止めました。
現在は「立って」FXのチャートを観察しています。数年前から、ネット上でも取り上げられている、「スタンディングワーク」ならぬ、私の場合は「スタンディングFXトレード」です。
何故?「立って」トレードをしようと思ったのか?それは、ありきたりですが「健康の為」これ以外の理由はありません。
FXトレーダーはチャートを見れなければ収入ゼロ
FXトレーダーにとって「健康管理」は「資金管理」と同じくらい大切なものです。FX取引を行えなければ収入はゼロ。生活費さえも捻出することができません。
サラリーマンのような、もしもの時の「充実した保障」などありませんので、病気になってしまった場合は貯金を切り崩す生活をしていかなければならないのです。
ただでさえ、神経をすり減らすFX取引。いくら経験が豊富になったとしても、目に見えない疲労は蓄積されていきます。事実、知り合いのトレーダーでも、FXの専業トレーダーになってから入院をしてしまった方を何人か知っています。今までずっと健康だったのにです。
精神的な疲労が溜まりやすいうえに、一日中座りっぱなしでは、体調が悪くなってしまうのは当たり前のことなのかもしれません。
運動は昔から続けられない・・自分に甘い人間
私は昔から、健康だけが取り柄だったのですが、FXの専業トレーダーになってからは、明らかに体が弱っていることを実感していました。
健康の為に運動すればよいわけですが、「毎日1時間走る」なんて決めても、継続することが出来ない性格だという事は自分自身が理解しております。
これは「今日も走るぞ!」と意気込んだとしても、着替えて、靴を履いて、ドアを開けるまでのハードルがあまりにも自分には高すぎるからです。(自分に甘い人間です)
毎日涼しくて走りやすい気候だったらまだしも、雨が降ったら一気にやる気をなくしてしまいます。だから運動は続かないんです・・。
今まで何度、筋トレやランニングをやってきましたが、せいぜい継続できるのは長くとも3か月程。これではダメだと感じ、何か手を打たないといけないな・・と考えておりました。
普段の生活で出来る「運動」は何か?
そこで、毎日必ずやらなければならない仕事(FXトレード)中に強制的に運動できる環境にしてしまおうと考えました。それが常に「立ってFXトレードする」ということだったわけです。
「立ってFXトレード」を実現するのは簡単なことです。
トレードルームから椅子を撤去すれば、疲れても、眠くても「立って」トレードをすることになります。
この決断が約1年前の事でした。運動は長くても3か月しか続かなかった自分が、1年以上「スタンディングトレード」を継続することが出来ています。スタンディングトレードの効果ですが、もちろんありました。
まず、下半身の筋肉が付きました。「立っている」だではなく、片足をぶらぶらさせてみたり、スクワットをしてみたり、つま先立ちをしてみたりと、意識的にやっていたので、その成果が出たのだと思います。因みに具体的な成果で言いますと、この1年間で体重は、食事制限一切なしで6kg程落ちました。
そして何よりも、座っていたころに苦しめられていた腰痛がなくなったのが大きかったです。
「立って仕事を行うメリット」について参考になったサイト
1.長時間座っていることは喫煙並にあなたの寿命を縮める
タバコは吸わないけど、今まで座りっぱなしで猫背でダラダラとしていた数年間は、寿命を縮めてしまっていたのか・・。(大袈裟)2.1日に3~4時間立って仕事をするだけで、1年間に10回のマラソンと同じ活動レベルになる
1年間フルマラソン10回出来ますか!?そりゃ無理ですよね。それに比べて、毎日立って仕事するのは出来そうです。立っているだけで、1時間の消費カロリが50カロリ増えるとのこと。3.立ったまま机に向うと快適!
「最初の3日間は足が痛くて仕方なかった。しかし、5日目からは立っている事も忘れている状態になった!」という体験談。これは、私も同じ経験をしました。最初の頃は、足の裏をマッサージしながらやってました。お勧めは厚いスリッパ、またはサンダルで立つ事です。4.2年間イスに座らず立ちっぱなしで仕事をし続けるとどうなるのか?
2年間立って仕事を続けたアメリカ人の体験談。「姿勢が良くなった!」「脚の筋力が増加!」「背中痛がなくなった!」ふむふむ。こりゃメリットしかないですな。
モニターとキーボードの高さを上げなきゃならない
立って仕事をすることが体に良いのはこの1年間で身を持って証明できました。
しかし「スタンディングFXトレード」を行うためには、面倒な事が多いです。
まずデスクに若干の工夫を加えた「スタンディングデスク」が必要になります。しかしここで問題が。
現在私は「モニター6台+2台+1台=合計9台」でFX取引を行っています。しかしそれに合ったスタンディングデスク何てどこにもありません。
企業や個人でスタンディングデスクが流行っていても、マルチモニター(6台)を使って立ってトレードしようなんて考える人は、世界中探しても・・ま~ほとんどいないと思います。ですから、気に入った商品がないのは当たり前の事です。
最初は既設のデスクをどうやって加工しようかと思案していました。しかし自分が描く理想的な形はモニターを、上下2段横一列に設置したスタンディングデスクですので、そのようなイメージの環境を作るには限界がありました。
それで最終的には「スタンディングデスクを自分で作るしかないか・・」というところに行き着くわけです。
そしてやるからには、「世界に一つだけの自分のトレード机を作りたい!」という制作スイッチが入りました。こうして、「デイトレ用のスタンディンデスク」プロジェクトがスタートしました。
現在のFXトレード環境
「デイトレーダー用スタンディングデスク」制作の詳細をお伝えする前に、まずは私の現在のFXトレード環境をアップしていきたいと思います。その上で、現状の問題点を洗い出します。
現在のモニター数は全部で9枚。内訳は、デスクトップ2台にノートパソコン1台です。
その他にIpadもトレーディングルームを離れた時に使ったりしますが、ここでは説明を省きます。
それでは、3つのパソコンの用途と環境について簡単にご紹介していきます。
デスクトップ1(モニター6枚)
FXトレードする際のメインのモニターです。
大きさは19インチのワイド。この6枚のモニターは、短期売買用の時間足を設定しております。(1分足~15分足)
主にスキャルピングやデイトレード用に使います。FXトレード以外では使いませんので、画質は求めずに当時一番安かったモニターを買いました。
FXの専業トレーダーになってからの最初の大きい買い物が、このPCとモニターでしたので、非常に思い入れがあります。ただ、最近動きが悪いので、そろそろ限界なのかもしれません。
メインパソコンは、スタンディングデスクの導入と一緒に新調出来たらいいなと思っています。
ただしそれまで壊れずにいてくれるか・・が心配ではありますね。
デスクトップ2(モニター2枚)
メインモニタから見て左手に設置しているのが、23.6インチワイドです。
この2枚のモニターには、1時間足~週足を設定しております。主にデイトレードの方向を確認する作業やスイングトレード・長期保有の戦略用に使っています。
このパソコンは一応、自作のスタンディングデスクになっております。とは言っても、シンプルにホームセンターで売っている1,500円のカラーボックスを2つ配置して、モニターやキーボード・マウスの受けにしているだけです。
製作費3,000円ですが安定感もありますし、モニターサイズのバランスや高さが自分に合っていて、作業効率がよく気に入っています。
またカラーボックスの薄い仕切り板を取り除けば、空いたスペースが立派な棚になりますので収納能力もばっちりです!カラーボックスごとモニターが動きますので、掃除がし易いのもメリットです。
短期のFXトレードを行わない午前中は、ずっとこのパソコンの前に立ってFX手法の検証やサイト更新を行っています。ネットサーフィンしている時間の方が長いかも・・。
ノートパソコン1(モニター1枚)
4年くらい使っていたVaioのノートパソコンが壊れてしまい、昨年の10月に購入しました。
昔からずっと欲しかった「PanasonicのLets note」です。
ノートパソコンにもデスクトップ2と同じように、日足や週足など頻繁に確認する必要がない時間足を設定しております。
ネット回線はデスクトップの2台は光回線ですが、ノートパソコンはWiMAXです。これは何らかの原因で自宅の光回線が繋がらなくなってしまった時の備え(リスク管理)として契約をしています。
その他の理由としては集中してFXブログの記事を書きたい場合や、新しいFX手法のアイデアをまとめたい場合などは、ノートパソコンを持って外に出る時もあります。
これは値動きの少なさから、短期のFXトレードを行うことがない東京市場の時間帯だけです。デスクトップを使うと、ついついネットサーフィンをしてしまい作業が捗らないダメな男なので。。
トレーディング環境全体図
現在のトレーディングルームの全体図です。
6台のメインモニターを見て短期トレードを行い、1時間足や4時間足などの取引ルールでは、2台のモニターも確認する必要があります。
ですから非常に首が疲れるトレード環境になっております。
現状の問題点を改善するスタンディングデスクが必要!
現在上記の環境で日々FXトレードを行っています。部屋のスペース上、モニター6枚+2枚を横に配列出来ないため、かなり使いにくさを感じながらチャートを観察しております。
「デスクトップ2」は不格好ながらもスタンディングデスク仕様になっていますが「デスクトップ1」は6面を支えるアームを上げることができないため、スタンディングデスクへの変更が不可能です。
ですからデスクトップ1(モニター6台)を使って短期のFXトレードを行う場合は、「立ったり」「しゃがみ込んだり」とかなり面倒なことになっています。
この不便さが、チャート上の重要なポイントの見逃しやエントリーの遅れなどに繋がってしまう事が過去に何回かありました。
勿論それは集中力や実力の低さが直接的な原因なのですが・・勝率が低く1回の利益に依存する取引スタイルの自分としては、そのようなミスは絶対に避けなければなりません。
また前述しましたように、いちいち首を振って互いのモニターを確認するのも疲れます。現在の環境ではモニター横のデッドスペースも生まれていますので、このような現状の問題点を解決する、スタンディングデスクの制作が課題となりました。
デイトレ用スタンディングデスクの設計図
何故デイトレーダー用スタンディングデスクを作ろうと思ったのか?その理由と現在のトレード環境をここまでお話ししてきました。
次にスタンディングデスクの「材料」「寸法」「図面」を紹介していきたいと思います。
あくまでも、素人の設計ですので細かい知識は全くありません。単純に自分の作りたいものを妄想してスケッチし、それを図面に起こした形です。
したがって専門家からすれば、全てにおいて色々と突っ込みどころ満載だと思いますが、そこは優しい目でご覧になっていただければと思います。
材料は単管パイプを使用
スタンディングデスクの骨組みの材料は建設資材である「単管パイプ」を使います。単管パイプは、木材よりも加工や組み立てが容易です。
建設資材として使われるものですので十分すぎる程の強度があり、パイプとパイプを接続するジョイントなどの備品も豊富です。
また取付に面倒な工具も必要ありませんので、まさに今回のプロジェクトに打ってつけの材料といえます。
さらにコストの面でもメリットがあり、他の材料と比較すると単価がぐっと下がります。
ただし画像をみていただければ分かっていただけると思いますが、単管パイプ独特の存在感と言ったらいいのか、何といったらいいのか、とにかく無骨なスタンディングデスクになる事は想像出来ました。
それでもパイプに穴を空けたり、高さや幅の拡張などメンテナス性を重視して骨組みは「単管パイプ」で決定しました。
スタンディングデスクはとにかく「デカイもの」を!
最初はコンパクトなスタンディングデスクを作ろうと思っていたのですが、「どうせやるなら」という感情がどんどんと膨らんでいくと同時に、頭の中で考えるスタンディングデスクのサイズも大きくなっていきました。
そして最終的にはとにかく「デカイものを作ろう」という考えに変わっていったのです。
大は小を兼ねるということでデカイ机を作っておけば、完成後にいくらでも改造できるというメリットがあります。
材料が木材だと1回完成してしまえばカスタマイズは容易ではありません。しかし、単管パイプは簡単に継ぎ足しや構造の変更が可能です。
単管パイプを組み立てる材料に「自在クランプ」という製品がありますが、そのクランプを使用すれば、「26インチのモニターを追加で斜めにつけよう」なんて事も簡単に出来る訳です。まさにその製品名の通り、「自由自在」に自分が作りたいものを作れるということです。
このような考えのもとに、それぞれの寸法を決定していきました。
モニターの数とスタンディングデスクの幅
とりあえずモニターの数を決定しなければ、デスクの幅も決まらないので、モニターの数を8枚(上下4枚ずつ)にしました。モニターのサイズは21.5インチのワイド。1つの幅が約50cmです。
50cm×4枚=2m 更に両端に50cmの余裕を取って、デスクの幅を合計3mにしました。どんな家具屋にも売っていない、まさに世界に一つだけのスタンディングデスクです。(以下の図はmm表記)
スタンディングデスクの高さと奥行き
次にスタンディングデスクの高さです。「立ってトレードする」ということは、身長によって目線や腕の高さが違いますので、モニターの位置やキーボードを置く天板の位置が変わってきます。
これは現在の簡易的なスタンディングデスクを使って、自分にとっての最適な高さを検証して決定しました。
デスクの全高は「2.4m」です。これは、現在住んでいる自宅の床から天井までの高さが2.4mでしたので、天井にドン付けする仕様にしました。強度が増し、下から上まで全てのスペースを有効に活用できる構造です。
昇降式にしようか・・なんて考えも一度は頭を横切りましたが、素人が作れる技術的な範囲を超えてしまっていたのと、安全面を考慮してその考えは却下しました。
机の奥行きは現状の環境を参考にしながら、モニターの位置と体が近すぎず、遠すぎない距離を考えて70cmにしました。
一般的な机の奥行きとさほど変わりませんので、何らかの作業をする際にも問題なく使用できます。
(もちろん立って作業をしなければいけませんが・・)
単管パイプとモニターの接続部
8台のモニターと単管パイプの接続は、モニターに板を留めて、既製品のジョイントを取り付けることにしました。現在使用している、モニターアームは角度を自在に調整できますが、この仕様だと角度の変更は出来ません。
ただ自分一人の専用スタンディングデスクですから、目線の高さが変わることはありません。したがってモニターの角度変更は必要がない機能だと思っています。
コード類を表に出さないようにするには、単管パイプに穴を空けてコードを通します。現在使っている6つのモニターの背面は、複数のコードが絡み合いごちゃごちゃになっていますが、今回制作するスタンディングデスクデスクに関しては、パイプの中にコードを収納することでその問題を解決できます。
収納スペース
その他デスクトップの筐体を収納できる棚と、モニターの上にあるスペースを活用するための棚を加えることにしました。
パソコンなどの機材や、参考書籍、各種書類などトレードに関わるもの全てをこのスタンディングデスクに収めることができます。
前述しました「自在クランプ」を使えば、三角に棚を付けたり段数や高さを変更したりなど簡単にカスタマイズすることが可能です。
棚のサイズは、幅が80cm 奥行きが50cm
下画像の棚は幅が「3m」ありますので相当な収納スペースです。
デイトレ用スタンディングデスクの図面
既に何枚かの図面をご覧になっていただいておりますが、以下すべての図面です。
「単管パイプ」既製品の色ではやはり「無骨」な感じが抜けないと思ったので、全面「黒」で塗装することにして図面を描きました。(※実際のデスクは塗装しておりません。)
スタンディングデスク制作に掛かる費用
続いてはデイトレ用スタンディングデスクの製作にかかる必要についてお話していきます。
Sit&Standデスク
その前に企業で導入されているような本格的なスタンディングデスクは、どのような機能があり、どれくらいの価格がするのか?気になりましたので調べて見ました。
どうやらスウェーデン生まれの「Sit&Standデスク」という製品が最も有名なようです。
商品紹介の動画がありましたのでご覧ください。
デザイン性といい、機能性といい完璧・・!??
昇降式でデザインもカッコいい。あれ・・?これでいいような気がしてきた・・。おそらく上記の動画を再生した方は皆さんそう感じたのではないでしょうか。
このデスクを購入すれば・・万事解決。いやいや。そんな事はない。問題は幅ですよ。幅。
私が必要としているデスクは、1枚のモニター幅が50cm×4枚=2m。それに両端の余裕幅も欲しいので、最低でも2.5mは必要です。果たして「Sit&Standデスク」は8枚のモニター設置できるのか?
Sit&Standデスクの寸法
ということで、最大横幅を調べたところ、1.8mでした。1.8mだと6枚しかモニターを設置出来ません。
それと、普通のデスクの他に「L字型」もありました。こちらのサイズは「2.145m×1.8m」です。
L字型の方が約34cm横幅が広いですが、この寸法であっても横一列に8画面は、設置不可能です。
しかも、デスクトップの筐体を置く棚もないし、モニターの上のスペースも活用出来ない。
デザイン性が高く、昇降式という素晴らしいメリットはあるものの、私が考える「デイトレ用スタンディングデスク」という分野では自作する意味がありそうです。
Sit&Standデスクの価格
問題の価格ですが、
世界中で導入している企業は多いようですが、個人が手を伸ばせるかというとかなり厳しい価格設定ではないでしょうか。
TOMOZO式スタンディングデスクの価格
では私が設計した「デイトレ用スタンディングデスク」は制作の費用は一体いくら掛かるのか?
主な材料と数量は以下になります。
材料費はいくら?
上記の材料で多く見積もって「¥130,000円」程です。
単管パイプ関係で「¥54,000円」この価格は変わりません。
天板(上段・中段・下段)は、合わせて約「¥40,000円」掛かりますが、素材を見直せばもう少し安くなります。
上段3m幅の一枚板が高いんですよね。ただし、ここは見えるところですし、作業スペースなので良い材料を使いたいところです。
モニター上の「幅3m棚」の制作に「¥16,000円」天板の材料は変えられませんが、その他の木材関係は、若干安くなりそうな気がします。
単管パイプの塗装は現状で「¥20,000円」の予算を見ています。
ただしホームセンターから見積もりを取ったわけではありませんので、高くなる可能性もあれば安くなる可能性もあります。次にホームセンターに行った時に、塗装費と運搬費(トラック貸してくれるから無料?)を確認してきたいと思います。
塗装については検討が必要な部分でありますが、塗装をしなければ「¥110,000円」以下で制作可能ということになります。
「一生物」自由にカスタマイズも可能!
さてこの13万円という金額を高いと思うか?安いと思うか?は人それぞれだと思います。
私個人の意見としては「一生物」のトレーディングデスクを13万円程で手に入れる事が出来るのであれば、安いのではないかと思っています。
また再三お伝えしている通り、このスタンディングデスクの魅力はカスタマイズ性にあります。
骨組みを単管パイプで制作するという事は、穴を開けるのも自由。棚の位置変更も自由自在。将来的にモニターを追加したければ、幅の拡張も可能ですし、デスクをL字型にすることもできます。
何よりもこのようなデスクを設計する動機となった「健康管理」のメリットも大きいですね。
今後何年間も運動もせずに「座りっぱなし」でトレードして体調を悪くすると考えれば、健康をお金で買ったとも言えるかもしれません。
更に「快適な環境」「快適な空間」で取引することにより、検証作業やトレードのモチベーションが上がり、良い結果に繋がるのではないかと思っております。
知り合いの家具屋さんに見積もりを頼んでみた
全く同じ寸法、全く同じ機能で、プロに制作を頼むと一体どくらいの費用で出来るのか?が気になりましたので、知り合いの家具屋さんに見積りを頼んでみました。
機能と寸法だけ同じになればよいので「出来るだけ安く完成できる素材」という条件をお話したうえでお願いしました。
製品化すると決まってからの見積もりではありませんので、「概算で」という言葉が入りましたが・・その金額は「40万円から」でした。高すぎる・・。1台だけ作るっていったらそりゃ高くなりますよね。
これは恐らく税抜の価格だと思いますので、税込みになると、
「Sit&Standデスク」のL字型タイプ(税込 447,685円)と近い価格になります。
この金額を聞いて「スタンディングデスク」を自作するメリットを強く感じました。
ちなみに知り合いの家具屋さんに「趣味でこんなの作るなんてアホだね~。ただし、アイデアは面白い!」と言っていただきました。
「面白いけど売れますか?」と試しに聞いてみたところ、「うん。売れない。」という返事が高速で返ってきました。。そうですよね。いいんです。あくまでも自己満足の世界ですから・・。
デイトレ用スタンディングの製作
いよいよデイトレ用スタンディングデスクの製作です。デスクを設置するために新たに部屋を借りました。
部屋の間取りは「8.0帖」でFXのトレードルームとして使用するには十分な広さです。
出入口の場所から考えて収納側にスタンディングデスクを設置するしかありませんでしたが、ここでネックとなったのが収納の扉です。
扉を開けば80cm、窓側にはみ出してしまい、幅 3.0mのデスクは入りません。なので手始めにこの扉を外してデスクを設置できる幅3.0mを確保しました。
収納側にスタンディングデスクを作るしかないが・・・
扉が邪魔。この状態ではスタンディングデスクは設置できないので扉を撤去。
扉を撤去してブルーシートで養生。
完成のイメージがこちらです。
設計時には今回の部屋の間取りが考慮されていないので、若干変更する部分がでてきますが、横幅(3.0m)や奥行(0.7m)の変更はありません。
スタンディングデスクの骨組み
まず、土台となるジョイントを四方向に設置して、ホームセンターであらかじめカットしてもらった単管パイプを配置していきます。単管パイプや木材は近くのホームセンターで、ジョイントはネットで購入しました。
単管パイプを繋ぐジョイントはこれだけ使います。
中段・下段の棚を取り付けるための、木材を単管パイプに取り付けます。
設計図どおりに、単管パイプとジョイント、板を組み立てていきます。
左側、右側の棚となる部分。
なかなかいい感じ。
スタンディングデスクの骨組みがあらかた出来上がりました。
ここまでは設計通りの寸法で、加工する必要がなかったので順調に作業が進みましたが、エアコン部分については、単管パイプを切断する必要があったので少々時間がかかりました。
単管パイプの切断には高速カッターを使用。
横に渡す単管パイプは長さ3.0mで重量が約8kg、決して重いわけではありませんが一番上のパイプを取り付ける時は結構大変でした。
やはり一人では無理があった・・。手伝いを頼めば良かったと・・後悔しました。
正面からの写真です。
天板の取付
次に天板の取付です。
天板のサイズは「幅3.0m、奥行0.7m、厚さ25mm」 木の種類は比較的安価な「ゴム」を使い全面にダーク塗装を施しました。
これだけのサイズですから重量は約33.6kg。この重さが、現在使用中のカラーボックスで作ったペラペラなスタンディングデスクにはない絶対的な安定感を生みます。
現在のトレード環境はこんな感じです。↓↓狭いし、モニターも不安定な状況。カラーボックスの継ぎ目も気になります。
天板の発注から納品まで約10日間ほどかかりました。
到着時の写真を撮り忘れてしまったので、いきなり設置完了の写真です。
ダーク塗装が重厚感を生み出しています。
体が接する前方向については「面取り加工」をしています。
ビス止め用の板をL字に設置。
単管パイプに金具を取り付けて天板を裏側からも止めて完成です。
モニターの取り付け
続いて、モニターの取付です。当初は21.5インチのモニター8枚を下記のような形で設置する予定でした。
ただ現在のトレードスタイル的に見ても8枚は必要なく6枚で十分だったので、現在使用中の23.6インチのモニター2枚を左側に置くことにして、21.5インチは6枚にしました。
まず、下記のようにモニターの背面に板を取り付けていきます。この先何十年間もモニターの重さを支え続ける重要な役割を果たす部材ですから、厚みがある板(18mm)を選びました。
単管パイプに吊るすための金具を板につけます。
(拡大)
高さ、水平を合わせながら裏側から単管パイプにモニターを取付していきます。上下3枚ずつ、計6枚設置。上のモニター高さは地上から1770mm。下は1470mm。設計より若干低くつけました。
ぐらつきがないようにしっかりとビス止め。ビスを緩めることで容易に角度調整や移動が可能です。
正面側からの写真です。天板とモニターを設置したことで、やっとデスクらしくなりました。
トレード目線はこんな感じになります。
棚の取付
次に棚の取り付けです。幅80cm、奥行50cm 高さ約50cmの棚が左右に2段。ここがPC本体やプリンターなどを置くスペースになります。
あらかじめ単管パイプに取付していた板に、ホームセンターで購入した集成材を止めるだけですから簡単に作業は終わりました。
PCの設置
次に6画面用のPCとモデムを設置して配線。何せ6画面ともなれば、電源コードやらケーブル類やらでごちゃごちゃです。
こういうのは最初が肝心なので、やる気があるうちに隠せるものは隠したいところ。余った金具や100均グッズを駆使しながら、無理やり単管パイプの裏にコードやケーブルを束ねていきます。
単管パイプのよいところは鉄なので磁石がつくことです。なのでマグネット式の延長コードを使えば便利。単管パイプにコードを巻きながら正面から見えないようにしていきます。裏側から見ると、結構すごいことになってますけど・・正面から見えなければいいんです!
どうでしょうか。かなりすっきりしました。
更に真ん中に転倒防止用の突っ張りをつけました。
万が一このデスクが倒れてきたら私は死ねますので・・余った材料で気持ち程度に設置。
これで、スタンディングデスクの骨組みは完璧に完成しました。
23.6インチのモニター2台設置してFXトレード環境が完成
23.6インチのモニター2台とPCも左側に設置していきます。
21.5インチ×6画面モニターのMT4チャート設定も行い、やっとFXトレードを行える環境になりました。
ここまで組み立てるまで予想以上に時間がかかり、思い通りにいかないこともありましたが、最終的には自分自身が納得できるスタンディングデスクが出来上がったと思います。
写真ではなかなか伝わらないかもしれませんが、かなりの存在感があります。単管パイプで組み上げた堅固な作りに機能面も満足できる、まさに一生物のトレーディングデスクです。
関節照明の取付
自分で言うのも何ですが、せっかくこれだけのものが作れたので、インテリアにも多少はこだわりたいところです。単管パイプのよいところは、頑丈が故「何でもつけれること」ですから。
しかも現在のところモニター上の単管パイプには寂しそうなスペースが。あまり煩雑にしてもいけませんが少しくらいならいいでしょう。
手始めに夜のFXトレードで雰囲気を出して気持ちよく臨むため、間接照明をつけることにしました。
トレードの本番はロンドン&NY市場。つまり日本時間の夜です。照明の明るさでFXトレード成績がよくなれば苦労はしないわけですが・・まずは形から入ってみます。
単管パイプで作ったデスクは「無骨」そのものですから、そのコンセプトに合わせて下記の天井から吊るすタイプの照明を検討していました。
しかし、残念ながらこの照明は差し込みが合わず断念。これを付けるとなれば電気工事を依頼する必要があるので、メイン照明は追々考えるとして、当初から予定していた単管パイプの上部に取り付ける、間接照明を選定しました。
で、選んだのが下記の商品です。電源コード式で壁に穴を空ける必要がなく取り付けが容易です。存在感があるシェールのデザインも気に入りました。
ART WORK STUDIO CUSTOM SERIES Engineer Wall Lamp L × Tango
この照明を左右に設置するので「2灯」購入しました。(搬入完了 1灯分)
開封
ここからは、単管パイプに取付するための作業状況です。
まずは単管パイプに固定するために板が必要になります。土台に合わせて切断します。
ノコギリで切ったので不格好な円ですが、隠れる部分ですので問題ありません。
2灯分切って、やすりをかけて仕上げました。
ベースと板を固定します。マーキングにドリルで穴をあけて、
ネジ止め。
単管パイプに取付するための金具も装着します。
照明の本体を取り付けます。
シェードを被せて2灯分の設置準備が完了。
単管パイプに取付していきます。まずは右側から。
左側も同じように単管パイプに照明を固定していきます。
正面からの写真です。
夜になってからの点灯テスト。柔らかく優しい光が心の落ち着きを与えてくれます。
電球を変えることで明かりの調整が可能ですので、今後いろいろと試してみたいと思います。
デジタル電波時計の取付
FXトレードするうえで大切なのが「時間」です。私のFX手法はローソク足が確定してから(区切りのよい時間で)エントリーを行いますので、秒単位の正確な時間の把握が必要になってきます。
そこで、今回製作したスタンディングデスクには、少々離れていても見える大きな「デジタル電波時計」を設置することにしました。購入したのはSEIKOの、本体サイズが縦25.0cm×横38.5cmと十分な大きさの製品です。
作業は1工程だけ。一番上の単管パイプにドリルで穴を空けてボルトを差し込みます。
後は、デジタル時計を固定するだけです。
正面からの写真です。5.0mくらい距離があっても秒数までしっかりと確認することができます。
観葉植物(モンステラ)
FXはいくら優れた手法を開発しても「メンタル力」が備わっていなければ、数年、数十年と安定した利益を残すことはできません。
「連敗している時にイライラが溜まり、ルール以外のFXトレードをついついやってしまう。」
思ったように利益が伸びない時というのは総じてこのような取引を繰り返してしまっています。基本的なルールを守るのは当たり前として、ちょっとした細かい部分です。リカクを伸ばすべき相場で伸ばせなかったりなど、ちょっとしたミスでトレードの成績は大きく変わってきます。
どんな場面においても一喜一憂せず「メンタル力」を発揮して、ただただ次のチャンスを待てるか。またはルール通り完璧に実行できるか。つまり負けた後にどのようにして心を落ち着かせるか?が私のFXトレードでは重要であり、常に意識するようにしています。
今回のスタンディング製作にあたり、心の落ち着き、癒しを与えてくれるアイテムをトレードルームに置くことにしました。それが、非常に在り来たりではありますが観葉植物(モンステラ)です。
デスクの右側にスペースがありますのでここに設置しました。(高さは約60cm)
モンステラが「幸運の葉」になってくれればよいのですが・・。
すべての作業が完了!スタンディングデスクの完成写真
これで、予定していた全ての作業が終了しました。最後に完成写真を何枚かアップしたいと思います。
寸 法
あとがき
材料が不足したり、材料の到着が遅れたりなど、なかなか計画通りの作業ができず予定よりも時間がかかってしまいましたが、本当に楽しく作業に取り組めました。
スタンディングデスクを設計した当初、毎日ワクワクしながら妄想にふけていた事を思い出しますが、時が経ち実際に自分のアイデアが形になり、夢が叶った達成感というのはこれまでの人生のなかでもベスト3には入るかと思います。
ただし喜びに浸ってばかりはいられず、気を引き締めなければなりません。
自己満足とはいえこれだけ大規模な「トレーディングデスク」を作ってしまったからには、絶対に「FX相場から退場」することができなくなりました。
資金がスッカラカンになり単管パイプを解体している姿は想像しただけでバツが悪く、目も当てられない状況です。
このスタンディングデスクが宝の持ち腐れにならないよう、相応しいFXトレードをしていかなければならないと思っています。
今後もこのスタンディングデスクのアップデート時には記事を更新していきますので、その時はご覧になっていただけば幸いです。
スタンディングデスク下の広大なスペースに「何を置くか?」など、まだまだカスタマイズできますので。
※現在のトレード環境(2020年7月更新)
デスクを製作した当初(2017年7月)とは随分と様変わりしました。現在の写真です。
大きく変わったのは設置場所です。前にトレーダー兼、エアコンの設備会社をやっている方から「エアコンのメンテナンスができない」とご指摘を受けました。
ご指摘のとおりで、エアコンの清掃をする際はかなり大変な状況でした。またエアコンは10年程前の製品でしたので「故障したらどうしよう。」という心配は常にありました。実は2020年の冬にその心配が現実になり、暖房がまったく機能しなくなりました。
管理会社にエアコンの交換を依頼しましたが、現在の状態では交換できないため、スタンディングデスクの位置を反対の場所に変更。当初は「出入口」の扉が干渉すると思っていましたが、実は問題なく設置できました。
「出入口側には設置できない。」となぜか先入観がありました・・。これは組み立て当時の大きなミスでした。
また当初設置していた観葉植物モンステラと間接照明は撤去。モンステラは伸びすぎてジャングルになりましたので癒し効果はなくなり、はっきり言って邪魔になっていました。間接照明は時間をかけて設置したもののほとんど使いませんでした(笑)
デスク下のスペースにはTVや棚を設置しています。収納性抜群です。
6つのモニターはトレードしていてはじめて気が付いたのですが、距離が遠すぎました。首を前に出してチャートを見る環境はよくありません。
改善するために単管パイプを足してモニターを20cm程、前面に張り出しました。これは単管パイプで組み立てたからこそできる加工です。
またトレードの合間に運動不足を解消するために、トレードルームに筋トレ器具(パワーラック)を設置。3年程前から少しずつ筋トレしておりまして、本格的な器具が欲しくなり購入しました。
私の現在のトレードスタイルはチャートに張り付く必要があり、トレードの合間にスポーツジムにいくことはできません。したがってチャートを見ながら筋トレできる最高の環境です。しかも隣には誰も住んでいませんので騒音問題もありません。
現時点のトレードルームはこんな感じです。大きく変わらないと思いますが、変更があったら更新したいと思います。
メンテナスをしっかりして孫の代まで使います~。
■現在の間取り図