おはようございます。出張中になりますので、よくマーケットの概要がわからない場所にいます。しかし、ドル円相場は、予定通りの動きになります。
ドル円テクニカル
上記はいつものドル円相場、4時間足になります。いつものように白が単純移動平均10、黄色は30になります。5/16近辺にゴールデンクロスをして、買い転換。きのうか、おとといに1時間足を背景に押し目を形成すると予測しました。
この押し目は、30と10がデッドするまで、ないしは、私はなぜ、この数字を出したのかわからないのですが、1回目の抵抗が110.2、最高で109.8だと考えていました。これは、書いていませんが、110.2で止まるということは考えていませんでした。
すなわち、109.8が止まり目になるだろうと考えていました。今朝のチャートをみて思ったのは現在。白の10移動平均線と黄色の30がデッドクロス寸前です。注目は黄色の30の足であり、この足が完全に下を向いてしまった場合には売りとなります。
理由は、何度も申し上げているようにデッドクロスをするときには、短期線、長期線ともに下を向かなければ、そのクロスは成立しないよ、と言っている通りです。すなわち、現段階では長期線である黄色の30はヨコないしは上向きなのですから不成立になります。
5分はすでに3回のなんちゃってゴールデンクロスをこなして、完全なゴールデンクロスとはいいがたいですが、時間が経過すれば転換する足になると思います。
これを15分、30分。1時間と波及するかどうかをみればいいだけの話です。これも以前から書こうとは思っていましたが、テクニカルでもたった1つの証拠だけでエントリーする人があまりにも多い訳です。
何度も、何個も証拠をチェックして自分の満たした基準をすべてクリアするまでエントリーするべきです。ファンダメンタルズでも同じ話になりますが、自分が間違える可能性があるのか、ということを考えるべきです。
マークイット社景況感指数
上記は総合指数になります。4月は53.0で今月は50.9です。前年同月は56.4で、大きな急落になります。これではドル円のドル÷円のドルは、絶対値が低くなり、分子が小さくなります。
通常ではこれは円安のパターンになりますが、それ以上に日本円の絶対値が下がっているので円高になったのでしょう。本日は日本の全産業指数、シンガポールの鉱工業生産になります。
日本の全産業指数は先月は、先月比マイナス0.2、前年比で+0.4になります。前月比はおそらく今月も悪いでしょうが、前年比がどうなるかが注目になります。シンガポールは下げ止まるかどうかの問題になります。つまり、ファンダメンタルズからは買えるような材料がないのです。
上記を相互的に考えると・・・
私も出張中で、すべてのデータがそろわないということもありますが、特にファンダメンタルズにおいては買いたくないなー、と思うのが通常の気持ち、つまり事務所にいても買いたくないな、と思います。
テクニカルでみたら、15分、1時間の足が改善すれば、買っても構わないということです。私は、いままで言っているように、テクニカルを全面的に信用していません。こういう場合は、私の玉はパッチになっていますので見送りにすると思います。
(この記事を書いた人:角野 實)