雇用統計は好調だったものの、予測通りの意味不明な円高が引けにかけて進行しました。この説明はさんざんにしましたので割愛します。次回の意味不明な円安は5/8になる訳です。
この説明だけでも、大きな利益をみなさんにもたらすと思います。今回は、恒例となった製造業PMIからのマーケット予測になります。
製造業PMI
■4月順位
豪54.8>イギリス53.1>アメリカ52.6>中国50.2>メキシコ50.1>日本49.2>ユーロ47.9>南ア47.2>トルコ46.8
■前月比
豪7.4>南ア4.8>ユーロ0.08>アメリカ▲0.04>日本▲0.06=メキシコ▲0.06>中国▲1.1>トルコ▲1.2>イギリス▲3.7
■前年比
トルコ0.04>メキシコ▲1.7>中国▲1.79>イギリス▲2.0>豪▲3.28>南ア▲4.6>アメリカ▲6.8>日本▲7.1>ユーロ▲17.1
驚くのは現在、安値を追っているオーストラリアが上位に位置しているということです。言えることは、現在の安値はフェイクの可能性が高いということです。
ただし、きちんと私のやり方を参考に分析をしなければいけないということです。なかなかできないとは思いますけどね(笑)。NZを書くのを忘れていましたが、各自勝手にやってください。
もう一つの驚きはダメダメだったトルコが、前年比では下がっていないということです。つまり、これは二番底の形成が終わってきたことを意味すると思います。
要するに、オーストラリアは来年、もう一度、二番底を形成する可能性は高いが、トルコは年間での二番底が終了する可能性がある、ということです。
面倒臭いので三極通貨だけの分析
全部の通貨を分析するのは、非常に面倒くさいのでドル、ユーロ、円だけの予測値をはじきだします。
■5月予測値
この結果をみると、ドル円は去年と比べると必要以上に円安になってしまっているのがわかります。つまり、去年と比較をした場合、円安すぎる状態が看過されている状況です。
すなわち、これ以上、円安にすれば、円高局面になると、年初のように急激な円高になる可能性があるのです。すなわち、私から言わせれば、今でも割安水準なのに、円安、円安とシャウトするのか理解不能ということです。
上記の国家でプラスなのは前月比のユーロだけです。すなわちユーロが底打ちする可能性があるということになります。冷静に考えれば、ユーロが上昇をするということは、ドルが下落をするということになります。ドル安なのに円安になると騒ぐ連中は、何を根拠に言っているのだろうか、と思う訳でして(笑)。
年柄年中、円安と騒ぐバカはテレビでみたくない、ということです。ただし、前年比でみた場合、ユーロドル、ユーロ円ともに買われ過ぎですので、まだまだ予断を許さないということになります。
この前年比と前月比の値がほぼ近似した場合、相場が大きく動くことになります。(検証をしたわけではない)
(この記事を書いた人:角野 實)