おはようございます。今日の話は、まず、間違いなく「相対値」と「絶対値」がわからない方にはまるっきり理解できません。でも、みなさんの長年に亘っていた疑問を解決することになると思います。
こんなにしゃべっても、いいのかなぁ~、なんて内容です。要するに、なんで私が年末に大曲げをしたかの話なんですけどね。
円の実効為替レート
去年の7月から今年の1/8までの円の実効為替レートです。私が計算をしているファンダメンタルズもほぼ、このようになっており、注目すべき点は12月以降の実効為替レートの上昇です。
ずっと、ファンダメンタルズを眺めていて、この年末の円為替実効レートがこうなるのは予測済みであり、意外なことではありません。これをみて、なるほど、角はこれをみていてひん曲がりやがったな、と思った人正解です(笑)。そう、年末に私が円安だ、と騒いだ根拠はこれです(笑)。
私の相場観に根拠があって当然の話です。なぜなら、みなさんにいつも根拠のある話をしたほうがいいよ、と言っているのですから。要するに、根拠がないことは、私は文章、ここでは個人的な意見になりますが、とか、単なる憶測ですが、と必ず書いています。
私から見れば、根拠もなく人前で意見を述べるのは重罪に等しい、という意識でいつもいます。つまり、私の意見に反論があるのであればデータを出してね、ということです。感情論の喧嘩にお付き合いするほどヒマではありません。
アメリカの実行為替レート
上記はアメリカの実行為替レートです。かんたんです。年末に私が曲がった理由。
日本円が上昇する以上に、アメリカの実行為替レートが下がってしまったから、円高になってしまったのです。それ以前は、アメリカも日本も上昇でしたから、ドル円は円安になったのです。
それだけの話なのです。で、きのうか、いつか忘れましたが、現在の相場状況は絶対値で言えば、円安ドル安だ、と言いました。アメリカの場合、ドル安の原因は、トランプが金利を下げろ、つまり、政治的な思惑で動いているのですから、ドル安は不変な訳です。
このドル安を転換するときには、ムニューシンやトランプは必ず何か言いますので注意をしておいたほうが良いでしょう。変わるとすれば、日本で。日本の円安は、7-9月期の自然災害による経済停滞によって低迷をしていたのです。
しかし、実行為替レートが上昇しているということは、実行為替レートというのは基本的には貿易の輸出入でカウントされているものですから、貿易は活発だっただけの話です。
日本の経済は悪かったのに、実行為替レートが上昇しているということは、貿易が活発だっただけの話なのです。だったら、米中貿易摩擦で、アメリカ経済が不振になるとか騒いでいるアホどもは、本当にバカだったわけです。
私から言わせれば、何も知らない癖に偉そうなこといってんじゃねーよ、ということです。だって、全然関係なく、実効為替レートは上昇しているのです。12月になって急落したのはトランプさまが、金利を下げろとシャウトしすぎたためです。
それは、ドル安のことだよね、と市場が解釈しただけの話です。これだけドル安にすれば、何れ、貿易が活発になって、輸出が増えるから、案外、早くドル高に戻るかもしれませんね。
でも、現状はドル安円安なんだから、ドル円相場は動くはずもなく、横ばい、やるだけ無駄、ということになります。こういうときは、商品相場がいいんですよ。金とか原油とか、パラジウム。
ドル安円安が続けば、高騰しますよね。ロジックを考えれば、かんたんにわかるけど99パーセントの人が理解できない話だとわかっています。上記の話もわかったような、わからんような話だと、みなさんは思いますが、すごく大事なこと話をしているんですよ。
参考 イギリス
経済は強いけど、政治がね・・・15日採決で3日後に修正案の可否の採決だって。通るわけないじゃん。さ、この混乱の最中にイギリスと貿易をしたい人、いるんですか?
なんか、日系企業が3月の末からイギリスの工場を稼働させないことを決定したと報道していたけど、当然の処置だよね。そもそも、本当にブレグジットが行われるか、怪しくなってきているもん(笑)。
参考 トルコ
なんか、トルコ円のチャートに似ているような気がしますが、気のせいでしょうかね?
きょうは、かなり重要な話をしています。これを活かすも殺すもあなた次第であって、全部を詳細に解説するというと、3日間しゃべり続けなきゃいけない。そんなの無報酬でできるかって、いうんです(笑)。
(この記事を書いた人:角野 實)