本日は年内、最後ということで、今までお教えしたファンダメンタルズと金利の計算式の関係性を図表で表現したいと思います。本年もみなさまありがとうございました。
来年も訳の分からない文章で勝負をしていきますので、読解不能な文章お願いしたします。で、翌日になると人生が変わるのでしょうか? 正月だから、と言って(笑)。変わるわけねーじゃねーかよ。チコちゃん風に(笑)。
今までの計算式を図表にする
ドル円レートの算出方法はドル÷円で算出されることは何度も説明済みです。
この計算方法には絶対値と相対値の方法があります。絶対値とは日本のGDP総額が約520兆円になるということであり、相対値は前年何同月比、プラス、マイナス何パーセント増減したかの数字になります。
金利は絶対値しか表現のしようがありませんから常に絶対値になります。
まず、何から説明しようかと悩みますが、よく、為替は金利相場で動くというおバカさんがたくさんいますが、今年の1-2月にファンダメンタルズ計算だけで、私はほぼドル円レートの動きを予測し得たことからもおわかりのように、基本はファンダメンタルズで為替相場というものは動きます。
このことを認識していないで、為替相場を予測するのがそもそも間違いですし、そもそも、相対値と絶対値の違いが何かもわかっていない人がテレビでプロと称している連中なのです。このことがわからずに為替を予測して当たるわけがないのです。
そして、金利変動が激しいと、私の為替予測は必ず外れるということを勘案すると、金利と言うのはファンダメンタルズの派生のものですが、ほかの動く要因と比べ、金利要因で為替が動くウェイトは非常に大きいから上記の表に加えたわけです。
つまり為替というのは、ドル円であれば、ドルの金利、ファンダメンタルズが強い、変わらず、弱い6要素から構成され、円も同様になる、ということです。
このパターンは36種類あるということです。こういうのを事実に基づきロジカルに語るということであり、このように図にして為替のことを話している人は皆無に近いものにあります。
金利の計算方法はだいぶ前に、そしてファンダメンタルズの計算方法はたしか、きのう記しています。もっとも見ても実践に役立つように仕上げるのには長い人で10年以上かかることでしょう。
それでもトライしたいという人にお話しをしておけば、ファンダメンタルズの絶対値と相対値の違いをよく理解すれば、この計算はできるようになるでしょう。私は2年かかって開発した方法を、この1500字で話せ、と言われても無理ですし、本人にも話す気がないので、いつものように割愛。
たぶん、絶対値と相対値の違いがわかっているという人も何人もいらっしゃると思いますけど、この計算方法がわからない、という方は、相対値と絶対値の違いがわかっていないからアイディアが思い浮かばないのです。本当に最近の人には、全然、わかっていないのに、安易にネットで調べてわかったといっている人が多いです。
2-3年、さまざまなものを検証してわかることもあるのです。ネットで調べてわかったつもりの人のことを知ったかぶり野郎、と私は呼んでいます。要するに世の中にはわからないことだらけで、わかった、なんて小学生のように安易に言う奴ほど信用できないものはない、ということです。
基本、私は、何もわかっていない、と思うから、何でも学べるものであって、知っているなんて思えば、学ぶ機会を失う、と思うことが肝要だと思います。
ではテクニカルはどうなの?
テクニカルなんて、私から言わせれば、平均線をわかりやすく解説したものです。
それ以上もそれ以下もありません。ただし、少しだけ私が進化をしたのは単純移動平均線というのは、単なる平均ですが、加重平均というのは中央値になるのです。
この場合、その乖離を表現するのには、中央値のほうが絶対的に有効であろう、ということを統計学がわかっている方にはおわかりになると思います。
たとえば単純平均では日経平均が、ファナクロ指数と言われるように値がさ株が大きく動けば、その価格が大きく上下動をするという欠点がありますが、加重平均では、値がさ株に影響をされないというメリットがあります。
ここまでわかって、単純平均と加重平均を使い分けることができるのです。つまりテクニカル指標をみて、この指標は加重平均と単純平均、どちらが有効な測定方法になるのかを考えればいいだけの話です。
本題に入りますと、上記のファンダメンタルズの計算方法の傾向が36パターンあるのに対して、テクニカル指標は1つの指標で分析すれば答えは1つしかない。ファンダメンタルズは36パターンであるのです。この答えが、ファンダメンタルズは難しく、テクニカルのほうがかんたんだ、ということになるのです。
だから、テクニカルは機能しないときが多々あり、ファンダメンタルズはきちんと分析すれば、きちんと相場の動きを読むことができるのだ、という結論に至るのです。
つまりテクニカル分析の勝率が30パーセント程度なのはこのためなんだ、ということです。もちろん、私がひん曲がるのも上記の分析を、きょう、いま、書いて、できていないことに気づいた愚か者なのです。だから、ひん曲がるのです。みなさま良いお年を。
(この記事を書いた人:角野 實)