おはようございます。モーサテの今年、最も外したコンビが登場して凝りもせずにまた予測していました。円安ババァに至っては二年連続の登場で、それでもまだ予想する?と思うのでした。
この二人の特徴というのは事実を軽視して、自分のプライド、つまり専門家なんだから何でも知っているという顔をして偉そうに解説する。つまり知りもしないことを訳知り顔でしゃべるから曲がるのであって、知らないことは知らないと言えない、ある意味人間のクズです。
市井にもこういう人だらけで辟易します。事実を元に物事を推測する癖がついた今年は、このような人たちは何をしたいんだろう、と相手にしなくなったことです。言っておくけどインターネットが登場した現在、知識なんてすでに役に立たない。
大事なことはその知識をどう世情に反映させていく能力なんだ、ということに気づかない人は必ず脱落するということです。
今年に感じたこと
今年は年初から北朝鮮だの、円安だの大騒ぎしていましたが、ここの読者は年初から円高だと考えていたと思います。要するに、アメリカの財政赤字が増えたら、金利が急騰する、ということ、相対的に債券価格が下落するから債券安=ドル安だ、と年初から何度も解説をしていると思います。
年初はこの考え方であっているかな、と思っていましたが、まさにその通りの展開になったと思います。そして、1-2月にかけてトランプさん、ムニューシンさんがドル高転換を迫り、すぐには実現しないよと連呼し、それは4月になるよ、と言っていました。
その後は円安が進行し、7月から加速と言っていた通りの展開になりました。ただし、12月は、油断しすぎたのでしょう。年末には113.3円になる予定が現在111円くらいでしょう。
しかも大急落、これを見逃したのは普段から相対値と絶対値の違いをみなさんに連呼していたのに、言っている本人が間違えるという大失態を犯し、みなさんにご迷惑をおかけしました。ごめんなさい。
こうやって考えていくと、私の予測も悪くはないな、とは思いますけど、いかがでしょうか? 終わり良ければすべてよしになりますが、113.3まであと2営業日あるとはいえ、難しいよね、と思います。
ただ、予測が外れたという専門家がいっぱいいますが、今年のことに関して事象を振り返ってみるといかに世間の予測というのが間違いなのか、おわかりになると思います。
北朝鮮に関しては、あの当時、私もその可能性があると指摘をしていましたが、戦争などにはならず。私も知ったかぶりをしていたと反省をしています。北朝鮮の知識なんて、私にはほとんどありません。
夏のトルコ、私は絶対つぶれない、と連呼をしていましたが、世間の声はつぶれる、とんでもない値段になるとか騒いで、結局、どうなりましたか?ゴーンと日産はどうしようもない企業だと私は10年近く叫んでいましたが、ご覧の通りの結果です。
ゴーンがカリスマ経営者? 損失を付け替えるゴキブリのような人間をカリスマと言っていた連中の品性を疑います。その経営を引き継いだ経営陣もゴキブリと思っています。
まだ、不祥事は続くと思っています。中間選挙の結果も予測通りの結果で、これは世間の予測と一致した、という稀な現象です。ほかにもいろいろ予測をしたと思いますが、こうやってみていくと、世間の予測がいかにアテにならないものか、よくおわかりになると思います。
少なくても、私は大勢の意見には従わないし、従ったとしても自分でデータを分析して、それと符合をしなければ世間の評価と一致しない、ということです。要するに、私もみなさんも自分の信頼できる専門家をみつけ、そして、その意見を参考に自分の意見を決めていかなければいけない、ということです。
トルコに関してはすべて自力で調べましたが、アメリカ中間選挙に関しては専門家の意見を参考にしました。なぜなら、調べることが多すぎて、自分の能力の限界を感じたからです。ともかくエビデンス、事実をもとにモノを言う人は本当に安心できると思います。
いろいろな質問をいただきましたが、その中で感じることは、なんで、自分がよく知っているように見せるのかな、と思います。せっかく、ご質問をいただいたのに、生意気なことを言って申し訳ないのですが、よく知りもしないことを知っているようなフリをして質問をしているのはなんとなくわかります。
あまりレベルの高い質問をされると、ほかの人が私に聞きたい、と思っていても、ほかの人のレベルが高いと思ってしまい質問を躊躇する現象が起きます。
私は、みなさんのレベルがみんな高いと思っていませんし、初歩的な質問でもかまわないと思います。ないしは、呆れるくらいくだらない質問で、笑かせてくれる質問も歓迎です。
基本、私はバカなので、バカは笑ってごまかすもんです(笑)。ともかく、レベルが高いという質問、私を唸らせる質問というのは語句の難しさではなく内容なのです。
要するに、内容が本質をついているか、どうか、であり、私はいつも言うように、それをやればすぐに結果が出るというようなクソバカテクニックには一切、興味がありません。
それで儲かったら勘違いして、どうせ、市場から退出されることを知っているからです。相場なんか一朝一夕でマスターできるもんじゃありません。一見、レベルが低くいけど、本質をつくようなご質問が、私が喜ぶ質問ですでも、そんなの質問してみなきゃ、わからないでしょ。
だったら、先ず、質問してみれば、と思います。*みなさんおわかりになると、思いますが悪口とか、誹謗中傷はテンションを非常に下げますので、一切、無視します。曲がっているのは本人が一番、自覚しています(笑)。
SNS全盛時代の文化ですが、SNSというのは共感が大事なものであって、私も一方通行の話ばかりしても仕方ないと思います。みなさんから共感を得られる話をしたいと本当に思っていることをもっとわかってほしいと思います。
しかし、短期的に利益が出る話には一切、私は興味がありません。私が目指すことは、みなさんに長期的に利益を出してほしいから、書くのであって、目先の利益を重視する人は経験上、ほぼ100パーセントの確率で退場させられていますので、そんなテクニックを教える気もないし、また、そんな技量もありません。
来年の相場
こういうことを書くのは、みんな年末モードで反省会やら、振り返りとかやるので、私もやんなきゃいけないと思ったからです。私の新年に対する考え方はかなり変わってきて、新年になって、なんか過去のことがリセットされるとか思う人とか、新たな抱負を企図するとかあるわけじゃないですか。
私は人生が連続性の繰り返しとしか思っていなく、今はね、昔は違う、新年を迎えると自分の人生が変わるわけじゃないから、もう、新年に対する意識ってほとんどないのです。
1/1を境にみなさんの潜在意識にはリセットされるという意識が必ずあるはずで、でも事実をみたら新年を境に生き方が変わっている人なんかみたことがない(笑)。
だったら、普段通りに過ごせばいいんだ、という考え方に変わっただけの話です。だから、TOMOZOさんには迷惑をかけるけど、たぶん、普段通りに連載すると思います(笑)。
月曜から土曜まで。だから年が明ければ、もっと解説していきますが、かんたんに来年の予測。
1.来年の一番の問題はイラン・イスラエル問題でしょう
クリスマスからトランプさんがイラクを電撃訪問、しかもツイッターにイラク軍を訪問していることも明かしている。これはイラン攻撃に際して、イラクに基地を置くことを念頭にしていると誰でも推測できますよね。そしてトルコとの電撃的な関係改善。米国議会はイスラエル擁護派が民主党を含めて、多数。でも2005年、イラン攻撃は、議会も賛成していたのに、ブッシュはしなかったんだよね。
理由は、まだ調べ中だけどね。ともかくトランプさん大統領就任はイスラエルの大使館移転で始まったけど、今年のサウジやトルコなどのゴタゴタは全部、イラン、イスラエル問題の布石だと思いますそもそも、イランとイスラエル問題がリンクしていることをほとんどの方が承知していないことは知っていますのでおいおい解説をしていきます。
2.イギリスはやっぱり、やーめたの可能性大
どうでもいいけど、事実をみたら、内閣総辞職も選挙もハードブレグジットもないとイギリスは言っている訳でしょ。ブレグジット修正案も、議会通らないし、EU議会も通らないから、1/20の議会審議なんて茶番なんだよね。
だからすごろくの振出しに戻る、で、再び、国民投票しかない訳ですよ。それでまた、ブレグジットになったら? 知らんよ、ということです。
3.これは私の単なる憶測ですが、トランプさんが為替システムの変更を言い出す可能性あると思います。まず、現時点ではトランプさんの再選は現時点では無理。
こんな断定的にたまにかくことがあるけど、許してくださいね。正しくはデータをみると、再選の可能性は限りなく低いということです。で、支持率を上げるために今、メキシコ国境の壁とかいって、政府をシャットダウンしている訳です。
これでもあがらなければ、為替システムの変更をやったときに、大混乱して支持率も下がるでしょうから、時間は来年しかないと考えると、その可能性は高い
4.アメリカと日本の経済、為替に関しては来年、早々には書くと思いますので割愛。
5.新興国、そのほかも同様です。
現時点で考えつくことはこんなもので、ま、詳細はおいおい考えていくと思います。私は来年以降に欧米や中国、日本の時代ではなく、ロシア、インド、イラン、メキシコ、トルコの時代になると思っています。
でも、アメリカは消費者信頼感指数をどう評価するかにもよるけど相変わらず強いね、年末に向かって円安だと思うけどね。ただ、1/3にはレッドブックやISM製造業があるよね。という訳でいつもと変わらないモードで書き続けると思いますのでお願いいたします。