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きのうも買いと言ったが、きょうも買い

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おはようございます。きのう、底ついたかな、なんて思って買いましたのですが、ひん曲がっている角野です。株は現物で買っているので放置するほかないのですが、FXやオプションなどはぶん投げて買わざるを得なく、頭にきている次第です。
もちろん、悪いのは自分なのですが、日本もアメリカも下げ相場は最初と最後がきついというデータ通りであり、最後のダメ下げにやられたな、と思います。

原因は?

きのうは、相対値と絶対値をほとんどのプロは間違えているということをきのう申し上げました。では、一般の人が株を手仕舞いするのは、なぜか。

今年の発会値を下回ったことから換金売りが多く出たとしか言いようがありません。今年は株が儲かると思って投資をした投資家は、この年末にきて嫌気がさした、と言っても無理もない、と思います。
この売りモノの多さというのは、これ以外に説明がつきません。もちろん、FRBの利上げということは、景気を冷やす効果があるのですから株価が下がるのが当然、ということになります。
いままでの利上げよりも大きく下げたという印象です。まだ、具体的なデータを取っていませんので感覚でモノを言っています。そのほか、日経あたりがまたクソ出鱈目な記事を書いており、2020年には利上げを停止すると書いたことが日本の投資家のセンチメントを冷やしています。
もちろん、外国人投資家が大幅な売り越しというのも換金売りだと思います。日経の記事のデタラメさというのは、2020年に利上げを停止するというのが決定事項のように報道していることです。
FRBの予測というものはFRBの理事や委員の予想の中央値を書いているだけで、それがFRBの予測ではないということです。その予測の中央値をメジアンというのですが、それが予定のように報道するのは大きなまちがいです。
FRBの金融政策というのは政策金利が中立金利に合うように設定されており、パウエル議長は今回の利上げによって、中立金利の下限まできた、とコメントしている通りです。
すなわち、今後の利上げは中立金利次第といっているだけの話で、何も来年2回に利上げを決定したわけではありません。なんでこういったデタラメなことを書けるのか不思議です。
来年2回の利上げにしても早ければ3月とか騒いでいますが、みなさんは、ドル高によって物価が下がることを知っていますので、だまされないでしょう。
つまりドル高の影響というのは物価に与える影響は半年後になるのですから、市場金利は6月まであがらない、中立金利は下がる可能性があるのですから、6月まで利上げはない、だろう、ということです。つまり、金利の動向をきちんと見ていれば、FRBの政策動向なんてわかるよ、ということです。
みなさんも早くにっけいー?バカが読む新聞ね、というレベルに早くきてほしいと思います。かと言って、事実を伝えるメディアとしては日経の役割は重要ですので軽視をしている訳ではありません。

底値圏である理由

原因がわかれば、では、ここで底を打つ理由を考えるのがロジカルな考え方だと思います。まず、原因が換金売りやFOMCの結果であるならば。

①実質、アメリカの金融市場はこのFOMCまであり、それ以降はウインターバケーションになります。日本は28日まで株式市場はありますが、アメリカでその期間に仕事や投資をしている人はよほどヒマか、損をしている人。
つまり、1/2までは市場のボリュームはあがりません。よって、本日で換金売りは終了したと考えることができます。
②FOMCの次回は3/21です。言うまでもないのですが。
FOMCが開催されないのに、なんでそれが市場を動かす材料になるのか? 当たり前の話ですがFRBの理事たちも休暇中になりますので、どこかで講演会をやって余計なこともしゃべりません。しゃべるのは♠さんだけでしょ。このマークはスペードですから誰のことか、おわかりになりますよね。
③テクニカル的な観点から
大相場でものすごく機能するテクニカルを私は保有をしているのですが、今朝のNY引けでドル円は、怒涛の買いになった。このテクニカル20年近く使っていますが、こういった場面での勝率は9割を超えます。まったく不安がないか、といえばウソになりますが、個人的には全力で、もう買ってしまった。もちろん、きのうのようにストップロスを入れないで買う、なんてアホなことはせずに逆はいれてあります。
④押し目の目途である、高値からの10パーセント押しは達成した。もちろん株の話です。
買う根拠というのはこんなものだと思います。これで曲がったのであれば、原因を間違えているだけの話です。つまり、この話はロジカルでもなんでもなく、単なるアホの戯言ということになります。 
参考までにきのうのフィラデルフィアです。これも売られた要因でしょう。
7月よりは悪くない訳です。きのうの話の復習になりますが、フィラデルフィアは景況観指数で相対値になりますが、この数字自体は絶対値になります。景況感指数や、フィラデルフィア指数がわからないと思いますが、この数字は前年度同月比から算出していない、という話です。
7月は5パーセントの下落が起こっています。今回はそれに換金売りが加わっただけの話です。
上記のグラフではわかりにくいのでマックスのフィラデルフィアも張り付けておきましょう。 
別に今回の数字が取り立てて悪い訳ではなく、これでリセッションとか言うやつはたくさんいるのでしょう。ほかにもシリア、中東問題など書こうと思いましたが、本日はこれにて。本日も文字数オーバー。
(この記事を書いた人:角野 實
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