さて、みなさんにお知らせがあります。今回、FXWORKSでは新たな、FXのポータルサイトを作成することを決定し、その準備に入っています。
その趣旨というのは私を含めた投資家のみなさん、自分が情報を得たいと思うときに、どうやってサイトを検索しますか?ほとんどの方が今までみていたサイトを見ると思います。
なぜなら、それを一同に集めたサイトがないからです。あることはあるのですが、どうも怪しいと思う人が多いと思います。そこでFXWORKSは投資手法に続いて、日本一の優良サイトを紹介するサイトを目指すことになりました。
ただ、従来のように私たちがその優良サイトを発掘し、宣伝するのではなく、みなさんにも参加してほしいと思うのです。つまり、みなさんがこのサイトは有用だ、面白い、というサイトをご紹介してほしいのです。
ただ、単に上から目線でご紹介しても仕方ありません。私だって、普段から偉そうですが、偉そうにみられるのは本意ではありません。むしろ偉そうにふるまう自分には嫌悪感を覚えます。
偉そうな人ははっきりいえば嫌いです。私だって間違えることもありますし、それはみなさんも同じことだと思います。つまり私たちが紹介しても、私のことを嫌いな人はたくさんいらっしゃいますでしょう。
その推薦のサイトなんかみたくもない、という人も必ずいらっしゃると思います。ですからFXをやっているみなさんの推薦によってそのサイトを運営していこうと思います。
みなさんも自分が普段、愛読しているサイトが紹介されればきっとうれしいでしょうし、また、参加しているという共感を覚えられると思います。
今までは、上から目線での解説やご紹介だったのですが、やはり読者あってのFXWORKSです。みなさんのご意見がサイトを進歩させていく、ということを信念にサイトを改革していこう、と考えています。ぜひとも、みなさんのご協力をお願いします。
さて、きょうの本題、またドル円が曲がっているのですが、その原因を考えていきたいと思います。このドル円は、正直、勘弁してほしいとは思います。
ドル円、円安に行く理由
今朝、懸命に考えましたが、やはり、アメリカ国債を日本政府が買っている、という推論が一番、当てはまります。
なぜなら、きのうは証券の月内最終受け渡し日になり、それによって、円をドル転する需要が増えたということは経験上、間違いないのですが、受渡日が4営業日と考えるときのう、きょうまで、円安が続くことはおかしいと考えるのが妥当です。
ですから、ほかの理由がある、と考えるほかなく、企業の大型買収によってのドル転などの可能性もあります。しかし、アメリカの債券価格などをみると、そういうことね、としか思えません。債券の価格は上昇をしていること勘案するとその考えが妥当です。
もちろん報道は、例によってトランプ政権の投資政策が軟化したことによって大幅なドル高というような報道ですが、この報道でドルが上昇したとはとても思えません。
なぜなら、どこがどういう風に変わったのかさっぱりわからないのですからトレンドが持続する訳がありません。要するにファンダメンタルズを背景にしたものであるならば、そのトレンドは持続すると思います。
しかし風聞の類になると一瞬買われて、すぐに売られるものです。このアメリカへの投資政策の軟化というのはまだ、具体的に何も決まっていないものであり、その詳細をファンダメンタルズに反映させることができないから、根本的なファンダメンタルズの変化を確認できないからです。
そういったもののトレンドが持続をするわけがありません。すぐに元の値段に戻るものです。つまり、こういった突然のニュースは売り方のショートカバー、踏み上げによって構成されるものなのですが、踏んだら終いの格言のようにすぐに値段は元に戻るはずです。
戻らないのであれば、新規買いであろうと想像することはできます。そう考えていくと、ドル円やユーロドル、そして債券の価格、金利と総合して考えると、日本政府によるアメリカ債買いと考えるのが妥当になります。
econodayより
きのうはアメリカ国債5年物の入札が行われました。この債券の利回りと、政策金利の関係ではいろいろ言いたいことがあるのですが、ここでは割愛をさせていただきます。
要は、今月のFOMCでは政策金利のほうが上に行き、市場金利のほうが下に行くことが決定されているのですが、この5年債などは特に、市場金利のほうが高い状態にあり、この金利を下げるためには、債券を入札に応じて大量購入して金利を下げさせるということを行っても不思議ではありません。そういうことが行われたと考えると妥当なことになると思います。
そして、今後の展開に関しては、ユーロドルが二番底を確認するのは間近、と考えると、ドル円もドル安方向に行くと考えるのが妥当だと思います。テクニカル的に考えると、きょうは円が急騰する、と考えるのが妥当だと思います。
もし、円が急騰をすると影響をもっとも受けるのはクロス円ということはみなさんのほうがご存知でしょう。
4月からのクロス円の上昇というのは、結局、ドル円の円安によってほとんどが示現したものであって、そのドル円が急騰すれば円安がかき消されるのでクロス円などは注意になるのでしょうね。
しかし、根本を考えていくと、ドル円はレンジ相場であって、トレンドが見えるような相場ではないということです。ただ、いつものドル円のレンジよりは大きく動いているな、とおもうのです。
よくわかりませんが、ドル円でくちくちゃとポジションを動かしてもいいことなんかないだろうね、というのが感想です。私は両建て状態で、105円の買いと110円台の売りです。売り越しは踏まされました。
たぶん、きょうもう一回、売るでしょうが、真面目に売らないでしょう。それほど大きく円高に行くとは思えませんので。むしろ、きのうご紹介した原油だとか、それからトルコが別の動きをしています。トルコは1週間後くらいに、売られ過ぎた反動が出てくるでしょう。
どこをみても弱気していますし、メキシコは二番底確認、南アは値ごろ買いを抹殺するような動きになるかもしれないと思います。オージーなどはドル動向にまさにリンクをしているだけの話です。ポンドは頭を打ったと、前に言ったままです。
今は、先進国から先進国のお金が動きは活発ではなく、先進国と新興国間の動きが活発なのですから動くのは先進国新興国ペアになります。
ドル円のように先進国先進国のペアはあまり動かないと思います。要するに日本政府が米国債を買いにいくような動きがあれば、動くのでしょうが、実需がなければ、投機筋もついてこない、ということです。
こういうことが貿易戦争の後遺症になるのかな、とも考えます。どうなるかわからないときに新規に貿易を仕掛ける業者なんてそれほどいませんよね。
(この記事を書いた人:角野 實)