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アメリカ景気循環の話

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アメリカの景気循環の話は、これまでに何度もお話しをしてきたように、企業はある程度落ち込みをしている、そして消費者サイドは好調という話をしてきました。
この見方はあまり、今でも変わっていなく、ここで企業は設備投資をしてくるとアメリカの景気は好景気循環を続けるという話をしてきました。一つ付け加えるのであれば、企業などが設備投資の先行投資を増やしてくると、消費者のサイドは若干、減速してくるということです。
つまり、好景気循環というのは、遅行指数である消費者の数字がピークに達しているときには、先行指標である設備投資や在庫などが上昇をしてこないといけない、ということになります。
景気が悪くなるときには、消費関連の数字がピークになっているときに、企業の設備投資などが上昇をしてこないことになります。つまり、消費者の数字がピークのときには、経済指標の中でも先行指標が上昇をしてくるか、どうかをみていかなければいけない、ということになります。
つまり経済指標を理解しようと思うのであれば、その数字が先行、一致、遅行指数のどのカテゴリーに属するかを判断して、その数字の意味を考えなくてはいけないのです。
たとえば、アメリカの小売り売上などは、年初から減少をしているのですが、この数字が減少をするということはアメリカのGDPが減少をするのとイコールの関係なのです。
なぜなら、GDPの構成7割が個人消費を占有しますので、その小売売上が減れば、アメリカ経済は減速することになります。小売売上が落ちていて、アメリカの景気が浮揚することはまずないと思います。
もっとわかりやすい例でいえば、耐久財受注額が増えれば、のちに鉱工業生産が増加し、そしてその結果、企業の売り上げが上昇、株価が上昇するというシナリオを得ることができます。

消費者サイドの指数

一般的にはミシガンサーベイというものが、週末に発表されました。

これは過去10年間のミシガンサーベイになりますが、3月の数字は高値からの折り返しになりますが、3か月平均はアップトレンドのままになります。要するに高値からの折り返しになりますが、その数字は前回安値を下回っているわけではありませんので、単なる調整ともいえます。
この景況感指数、とくに消費者関連の数字は、現状指数にあるのではなく、期待指数にあるのです。なぜなら、このグラフをみれば明らかなのですが、現状、消費者は景気がいいと感じていることは明らかです。でも、お金を使うか、使わないか、は将来も生活に困らないか、どうかなのです。
将来、お金がなくなると考えているのであれば、誰もお金を使いません。このミシガンサーベイを、専門家と称する人たちは現状指数しかみませんが、将来の景況感をどう考えているかも非常に重要なことになるのです。
来年の期待指数
向こう5年の期待指数
これらをみれば、明らかになりますが、来年も5年後も全く消費者は景気に期待などしておらず、ここから爆発的に小売売上が上がることがないと推測することができます。
だから、FRBはリーマンショック後に行った大量の国債購入を徐々に減らすと宣言をしているのです。つまり、リーマンショックから10年を経過してもまだ、その後遺症は残っているのです。しかし、現状指数から言えるのは、今は、景気のピークであることは確かなようです。

鉱工業生産

消費者の状態は、今は景気がピークにある可能性が高いということになります。では企業サイドはどうなのか、ということ考えていきましょう。

これは厳密にいうと鉱工業生産ではないのですが、このグラフから言えることは、今年の1月に大幅に工場出荷が減っていることがわかると思います。
察しの良い方はおわかりになると思いますが、2月の株価急落の要因にもつながっています。2月は急速に回復をしていますので、株が戻りになりました。
要するに工場からの集荷が減れば株価は落ちるということです。これが先行指標と考えればいいのです。
企業物価
出荷が増えていても値段が下がっていれば企業の収益は回復する訳もなく、それが企業物価になります。国際的な表現は卸売り物価になります。
これをみると去年の年末に物価が下がっているのにも関わらず売り上げが落ちたのです。出荷が減ったので工場は年初から生産を減らしたのです。
そして1-3月に物価が回復をしていますので、これで工場の出荷が3月から減ったとしても、多少、それが減産になっても、企業の収益はダメージを受けないことになります。

まとめ

こうやって考えていくと、消費者関連の数字はダウントレンド入りをしましたが、企業の先行指数は徐々に回復をしてきていることがみてとれると思います。

だから、株もドルも買いということにはならず、要するに、ドル高に今後なればアメリカも停滞するでしょうし、そして、トランプさんが何をしでかすかもわからない状態です。
トランプさんは好き勝手に、言いたい放題やっていると思うのが大半の意見だと思います。ただ、個人的には相当な手詰まりだからギャーギャー騒いでいると思います。
要するにドル高に転換することによって、経済はそれほど楽観ではなくなると思うから、対外に圧力を増しているのです。その言うことを聞かない筆頭が中国であり、その衛生国である北朝鮮です。こいつらが思い通りにならないからシリアに行ってみた、だけの話のような気もします。
(この記事を書いた人:角野 實
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