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先ず、水曜日から、急な出張が入り失礼をしました。都内に行っても景気がよいような雰囲気がなかったというような感じで、名前を連呼する選挙カーが本当にうっとおしいと思います。
なんだかご高説を有権者に主張していましたが、暴力をふるったり、お金を詐欺したり、不倫をしていたり、国会をずる休みする集団がご高説なんて説いても、全然、説得も何もない、と感じるのは私だけではないと思います。
そういう小さいルールさえも守れない連中は、どうせ、ロクなことをやっていないとは思います。ゴキブリが１匹いれば100匹いることを疑うのは経済学の常識になりますが、不倫や暴言なんて、おそらく彼らの世界では常識なのでしょう。暴言、モラハラ、不倫は犯罪なのにね。
立法府は法律を制定するから立法府なのに、法律を制定する彼らが積極的に不法行為を行う、バカではないか、と思います。
酒田五法の新値13手は節目
酒田罫線法をよく知っている方にとっては新値13手というのは節目になるということをよく知っていると思います。この酒田罫線法の名残があるのは、新値三段抜き足になりますが、この足の使い方をわかっている人はあまりいないように思います。
かんたんに説明をしておけば、酒田罫線法では「新値の11-13手で一相場終わり」であって、この11-13手というのは、連日、20年近くの新値を更新していたのですから、新値といっても過言ではないということ。つまり水曜日の11手から本日の13手の間で、頭を迎えることになります。
ただ、大きなトレンド転換は、週足ベースではその確率は飛躍的に高まると思います。この13日間の新値の幅をみれば、つまり前日比ということ、近々に頭だろうというのはわかることです。
どうも、選挙期間中の相場は苦手になるのですが、日本列島全体が景気はいい、と騒ぐ状態にどうしても違和感を覚えます。この株価であれば自民党にとっては凪であり、自民党の勝利になるだろう、とは思います。
しかし、消費税のアレルギーを考えると順当に勝つということもあり得ないだろうな、とは思います。
ともかく高齢者などの年金生活者は株価によって生活水準が変化することを考えると自民党以外の選択肢がないこと、つまり、日本の人口構成割合からみると高齢者、それから団塊世代の投票行動が結果を左右をするということは、本当にそれでよいのか、とは思います。
テクニカルからみたドル円
ドル円日足単純移動平均10.30いつものように日足10.30になりますが、この30のアップトレンドがなかなか解消をされないから、アップトレンドが続いたわけです。
では、逆に、この30がアップトレンドになったのが9/11からになります。そこから30営業日、つまり単純移動平均30の30営業日、は10/20になります。移動平均のこういう使い方をする人はなかなかいないのですが、こういう使い方もできるのです。
いつものように、いろいろな前提条件があり、その前提条件を分析もせずに、なんでも当てはまると考えるからおかしなことになるのであって、きちんとその前提条件の説明もいつかはしなくてはいけません。
つまり、30がアップトレンドになったときに、それが終了するのは、30営業日後、つまり本日になる可能性があるということです。こういうやり方も覚えておくといいでしょう。
日産、スペインの独立について
一部の専門家が「日産よ、お前もか」なんてほざいていますかが、このコラムを昔から読んでいる方は、覚えている方もいるかと思います。日産はそのうち、大問題を起こすよと数年前に私は書いているはずです。ですから、驚くに値しません。
あれだけのあの外国人がコストカットをして、リストラも実行したら、社内がガタガタになって当たり前です。その弊害が出て当然です。そして、あれだけの系列見直しをしたのに、業績なんてちっともあがらなかったら、恨みを買うのは当然です。
中ではコバンザメみたいな社員が、検査はコストがかかるから違法を承知でやってしまおう、なんて自分の保身でやるアホウなんてウヨウヨいるのは簡単に想像がつきます。日産なんて、これで収束なんてしません。
東芝も、神戸製鋼も同じ構造です。東芝なぞ、「リーマンショック」で同業他社がボロボロのなか、東芝だけがよかった、そして神戸製鋼も同業他社が合併していた中、独立を維持した。おかしいと誰も思わなかったのでしょうか？
東芝のことは以前も指摘していましたことを覚えている方もいるでしょう。こんな私の予想が当たったということなどどうでもよいことで、こんなインチキばかりやっている日本の東芝や日産のような超巨大企業が海外の投資家が信用できるのか？いうことが一番の問題なのです。
東芝の粉飾決算なんて、アホの極みですし、日産や神鋼のルール軽視なんて問題外です。それで、今後も日経が新値更新？アホじゃないか、と思う次第です。
上場している詐欺会社がインチキをしたのではないのです。日本を代表するような会社がインチキ、道徳心があれば、絶対にやらないようなことをやっているのです。誰が信用するのですか？
日本にはそういう空気が蔓延をしている、目先のお金を儲けても、長続きなんかするわけがないのはFXと同じです。インチキする人間は、儲かってもすぐに吐き出します。
所詮、今のエリートのレベルなんてこんなレベルで、絶対にこいつらのようにはならない、と固く個人的には誓います。スペインなんて、もう、構造的な問題で、今回の問題が片付いても、また次から次へと問題が起こることを指摘しておきます。
こんな独立問題なんて端緒にしかすぎません。ある意味、中国、北朝鮮よりも封建制度のひどいところだと思います。
本日の相場
週末で、株価であればおそらく利食い売りが出ると思います。ただ、今回の上伸は新規の買いではなく、おそらく売りの手じまいであろうと思います。
大して、景気もよくないのに株は上昇しすぎです。選挙効果としか言いようがありません。踏み一巡で押し目形成とみますが、どうなのだろうと思います。
2015年も高値持合いから急落をしていますので、しばらく高いとは思います。ドル円は株価に影響をされていませんが、現時点で、7：3でテクニカルでは押し目買いになります。
ただ、この数字は、実際の値段が0.1円程度動くとすぐに変わりますのでなんとも言えません。個人のポジションは売るしかないと思っていますが。笑。
（この記事を書いた人：角野 實）
