「やったるで」相場は7/15金曜日でいったん終了で、7/20、7時現在、調整局面が続いています。おそらくこの調整は「明日まで続く」と思います。
きょうは、なぜ、1時間に「単純移動平均60」を採用するのかのお話をさせていただければと思います。現在、朝の7時になりますが、恒例のニューヨーク時間の夜間取引スタート時間になります。
「WTI」を筆頭に値段が吹き飛んでいるのですが、この吹き飛びをみて、私は7/11から値段が吹き飛ぶのを予見したのです。
しかし、本日、7/20も恒例のニューヨーク夜間取引スタート時に、いつものように値段を吹き飛ぶのをみてもまだ、調整と思っています。
確かきのうも朝7時に値段が吹き飛ぶのをみていますが、基本は調整期間であって大きく上昇することはないであろうと考えていまして、実際にきのうの記述通りの相場になりました。
読者のみなさんは7/11の吹き飛びは暴騰と感じて、本日、7/20の吹き飛びをみても何も感じないのであろうと思われると思います。
しかし、これは経験値からきた単なる「勘」であってこれをロジカルに説明せよ、と言われても何の根拠もありません。今回は「マーケットは何に支配をされているのか」という話をしていきたいと思います。
マーケットは自然の法則に支配されている?
昔から天体の動きを研究することによって、マーケットの動きはある程度予測できるということはよく知られています。たとえば、占い師が毎年、アストロジーによって相場の動きを予測していて、その年鑑がバカ高いにも関わらず、毎年、日本ではよく売れています。
あんなものに高いお金を出して購入する気持ちが私にはよくわかりません。あそこに書かれている転換予測日というのは、単にローソクの数を数えているだけの話であって、正直言えば、小学生でもできることなのです。
また、昔の前橋乾繭相場で活躍した大槻経済研究所も、月の満ち欠けによってマーケットの動きを読んだものです。今は、太陽暦によって時間は決定していますが、実は相場というのは「大陰歴」で支配をされているのだろうな、というのが私の感想です。
人間は目に見えるものでその行動や感情を決定しますが、それは太陽のように目に見えてわかる事象のことを指すと思います。
しかし、実際に目に見たものの行動であっても必ず内面というのが存在をします。それに当たるものが、「大陰暦」なのであろうなと思います。
フラクタル理論
その大陰歴によると、相場の一番短いサイクルというのは「約2.5日」になります。この辺は天体学の分野になりますので私も得意な分野ではありません。ただ、単に、2.5日が何時間なのか、ということを考えていけば「2.5日×24時間=60時間」になるから私は移動平均の60を推奨するのです。
約2.5日というのは、簡単な話、その2.5という数字は常に変わるからです。この数字というのはマンデブロの発明した「フラクタル理論」そのものになります。
要するに物体の形やチャートの形というのは必ず、どこかで自己相似になるという理論であってその係数というのは詳細な数字は忘れましたが。大体、2.2から2.7程度の数字に収斂するのです。
これって天体の動きと同じなのですよね。全然意味がわからないという方がほとんどだと思います。私自身があまりよくわかっていないので、当然だと思います。
しかし、今回の説明というのは、1時間に移動平均の60を当てはめるのは「まぐれ」でこの数字が当てはまるから言っているのではないからなのです。
天体の短い動きが、約2.5時間ごとに動くから60を指定しているのです。いろいろな数字を出していますが、1時間足の60単純移動平均は15分足の240単純移動平均に相当します。
2時間足であれば30単純移動平均足に相当します。そんなことを毎日考えると平均という概念の奥底は深いな、と感じる毎日です。
さて、本日は、1時間足の単純移動平均60を実体が完全に下回っています。他の足でみるとかなり入り組んでいますのできょうもわけのわからない動きになるのでしょうね。
私の本音としては早く下へもっと突っ込んで安いところをもっと「買わせてくれ」ということですね。
(この記事を書いた人:角野 實)
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