年初から続いた急落症状というのがようやく収まったような感じになります。
こう書いているそばから、日本の「GDP」が発表されて年率でマイナス1.4パーセントということらしいです。なお、内容には万全を期しているつもりですが取引においては自己責任においてお取引をされるようお願いいたします。
この記事を書いたのが、2/15(月)の9時くらい
8時50分にちょうど、日本の2014年のGDP成長率速報値が「マイナス1.4」と発表されました。
こういう数字が発表されたのであれば、すぐにこういう計算をしてほしいと思います。とりあえず日本の成長率なのでアメリカは動いていないと仮定をしましょう。
「ドル円の基準値は、アメリカGDP÷日本GDP」で求められるのは何度も説明をした通りです。
ですからアメリカのGDPはゼロで、日本は今まで5で今回の発表によって4になったとしましょう。
今までの計算式は10÷5=2というのが計算になりましたが、今の発表で10÷4=2.5になりました。
つまり、2<2.5になります。ここを間違える人が多いのですがドル円レートは数字が大きくなるにつれて円安です。つまりこの指標は「円安に行くサイン」と瞬時に判断しなければいけません。
また、アメリカの通年の成長は1.8になるのですからアメリカ>日本ですので、今の成長率は上記で仮定の数字で計算したよりももっと計算上は円安が進むということを念頭におかなければいけません。
ポジション取りが一息ついたら、正確にどこまで理論上は円安にいくかの計算をすればいいのです。私は111円で買っていますのでいまさら増し玉はしません。
次に考えること
みなさんには理論値にきたことを説明して、そこで相場が反転することを説明したのは過去2回あると思います。1回目は去年の3月のユーロドルの昨年の安値を言い当てたときになります。
そのときは、「イエレン議長」の「ドルが高すぎる」宣言にてユーロドルは急騰。2回目は去年の12月のユーロドル基準値に達したところでした。
このときには私は全く賛同をしませんが、世間的には「ドラギ総裁」がっかり緩和をしたのが原因で、やはり、急騰しました。「イエレン議長」もまたもや、ドルが高すぎると発言をしていましたが、マーケットには無視された格好です。
このように、今回久しぶりにドル円が基準値に達したことによって過去2回のユーロドルのレートを観察すると、急騰していると考えると「今後のドル円は急騰するのではないか」と考えるのです。
ではどこまで円安なのか、を考える
「先日のコラム」ではユーロは基準値よりも7パーセント高いということを記しました。単純にドル、ユーロ、円の三極通貨においては、10パーセント程度の稼働領域があると考えればいいと思います。
111.2円に対して122.4が1割増しで127円近辺まであったので最大で15パーセントほど稼働領域と考えればいいのです。
今、現在ドルに対してユーロが7パーセント買っていると仮定をすればドル円の稼働領域のマックスを10パーセントと考えると残りは3パーセント。
つまり、111.2から3パーセント上昇したところは3.6円増しになるので「114.8円」くらいかなと考えます。その間、ユーロドルが上伸したり、下降したりすればこの上値目標は当然変更になります。
こういう風にあらゆるシナリオを作成して、時間が空いたときに2015年の「GDP」成長率の正確な数字を出しておきます。その数字は、また今年の年末から年明けにかけてその値段を達成することになります。
このような考え方を無料で読める?
FXサイトが数ある中で、これだけマーケットの動きをロジカルに説明するコラムは自分でいうのも変ですが、ないと思います。なぜ、他にないと思うのかは、簡単です。こういうことを考えると他の人のコラム等は読むのがバカらしいので読まないから知らないだけなのです。笑。