「
イエレン議長」が明言したとおり、「
FRB」は年内に利上げすると何度も明言したとおりのことを実行に移しました。
私も再三再四指摘したとおり、日本では今年の3、4月にサプライズ利上げがあるとバカな報道がまかり通った結果、「
イエレン議長」は利上げに関してはウソとか、前言を翻すような行動には一切でていないのにも関わらず、日本人の多くは「
イエレン議長」の発言を軽んじている傾向がありますのでその傾向と対策に関して解説できればいいと思います。
来年の衆参のダブル選挙の不穏な動き
2014年末に突然、衆参のダブル選挙がありその結果自民党が大勝しました。その結果を受けて、安保法制がこの秋に国会の承認を得ることができ成立をしました。今回、来年、ダブル選挙になれば、たぶん、株価が相当下がらない限り、自民党の大勝になるでしょう。
つまり、株価が下がらなければダブル選挙になるでしょうし、それで大勝をすれば憲法改正の国民投票に突き進むのでしょう。
去年の散々の誤報道は結局、今考えると安保法制のため
消費税の減免のメンバーをみると、新聞が不思議なことに入っています。おそらく、今年1-3月期のアメリカの経済はどこをどうみても減速しているのに、日本の報道はそれを無視してサプライズ利上げをでっちあげました。ひどい連中だよな、と思うのです。
すべて安倍政権の安保法制のために恩を売り、今回の軽減税率のメンバー入りをしたのでしょう。もっとも、こんなことをやっていればそのうち日本の大手紙など誰も読まなくなり、そして消費税での購買数激減以上にもっと購読数が減るのは当たり前の話です。今回も同じことをするでしょう。
1-3月期に株高と景気がいいことを煽り、何か悪いことがあってもそれを抹殺するという手法で今回も煽ると思います。
一方のイエレン議長
今回の利上げ後のコメントではゆっくりとしたテンポで利上げをする、と明言をしています。まず、確認事項は利上げの最終決定というのは、「GDP」が発表されてからになるということになります。つまり、利上げというのはよほどのことがない限り、春、夏、秋、冬の4回のタイミングしかないことになります。
「
イエレン議長」が今まで利上げに関してウソを言っていないことを考えれば、9-12月期や1-3月期の「
GDP」発表があっても利上げはしないであろうと思います。
しかし、日本のマスコミはアメリカの景気がいいと煽って選挙を勝たせようと必死になるでしょうね。もちろん株は青天井と煽るでしょう。前にも触れましたように、9-12月期はドル高が進行し、1-3月期は利上げをするということは景気を冷やすために利上げをするのですから、あまり「
GDP」の拡大が望めない状況になるでしょう。
つまり、春、夏の利上げはない、ということになるでしょう。アメリカの「
アナリスト」は年4回の利上げがあるかもしれない、と予想をしていますが、通常の感覚では2回がせいぜいでしょう。私は秋か、冬に利上げして一回しか利上げをしないと予想しますよね。
来年の前半は?
まず、前回、成功したサプライズ利上げをまた煽るでしょう。1-3月期は利上げ直後なのですから、よくないのが当たり前の話になるでしょう。しかし、今年のクリスマス商戦はたぶん、過去最高でしょうし、そうなるはずだと思いますので、その数字で目くらましをする作戦をとると思います。
それでも、日本の景気が消費増税によって落ち込むので、おそらく今度はアメリカの住宅投資が過去最高と煽り、サプライズ利上げと騒ぐのでしょう。東アジアや中国で不況の嵐が吹いてもおそらく、アメリカの前には関係のないという態度を取るでしょう。
とにかく、あの手、この手を使って株価と、安倍政権支持率を維持させようとするでしょう。個人的には呆れてモノが言えません。新聞も税金で発行したらどうなのですかね?
結論
日本の報道は信用なりませんので、自分で考えるか、このブログを読んでください。少し、心残りのことを付け加えておきます。おそらく中国が「クリスマス休暇」中にサプライズ発表をすると記しましたが、こういうときは通常アメリカや日本の景気がいいときにぶつけます。
つまり、日本とアメリカの好景気にぶつけてそのおこぼれを頂戴しようという思惑になるのですが、現状、日本もアメリカもそれほどよくありませんのでやる意味がなかったのでしょう。もしやるとすれば、国慶節前にも可能性があるでしょう。
つまりリスク回避の姿勢は維持になると思います。ここ数年の年末年始の動きはここ数年一緒です。私はそれを参考にマーケットに臨もうと思います。本年もありがとうございました。良いお年をお迎えください。