金融市場の相場が非常にわかりにくくなっています。昨晩の雇用統計自体ではほんの30銭程度しか動かない相場に見えましたが、結局NYダウの大幅下落に引きずられる形でドル円はまさかの逆戻りを示現してしまい106円台に下落して週の取引を終えています。ひとくちに言えばトラ...
FXコラム
どうでもいい出来レースと雇用統計
トランプが喧嘩を吹っかけたり、引っ込めたりと忙しいおじさんだな、と思います。この2日間ばかり出張に行っていましたのでコラムを書くことができなく申し訳ありません。基本的な動き以前に記したように、このドル円の動きは非常に簡単で、基本的には円高の流れです。ただし、戻...
リスクオンでトレンド転換したようみにみえるドル円
ドル円は107円を前になかなか上伸できない時間が長く続きましたが、ようやく107円台を突破し107.500円の手前で本日の雇用統計を迎えようとしています。米中の貿易協議がそれほど大ごとにならないのではないかという市場の期待を込めたリスクオンの状況で米株も戻して...
愚直なまでに就任演説内容を実行するトランプ
トランプ大統領については、ほとんどの金融市場参加者が甘く見ていた、茂しくは誤解していたようで、結局のところ彼は1年ちょっと前に行った就任演説の内容をあまりにも愚直に進めているだけに過ぎないことが改めて感じられる状況になってきました。過去の米国大統領は就任時に心...
2018年為替予想についての考察
きのうは、戻るかもしれないけど、大きな流れはまだ円高です、と書いた通りです。ですから、本日のアメリカの株の戻りは想定の範囲内なのですが、センチメントは楽観のままという感じです。この状況で、なぜ、楽観なのか私には理解できません。もちろん、論拠をもって楽観視してい...
4月外国人勢は日本株を買いに来ない?
月が判った4月の日経平均は外人投資家が買いを入れてこず、本邦勢だけでスカスカの薄商いを継続中です。やはり外国人が買いに来ないので相場に厚みは示現しないは、価格は上昇しないはでまったくいいところなしの状況です。2001年以来過去17年4月は外国人勢買い越しが続い...
センチメントは非常に大事なこと
きのうのモーサテで、日経平均は17年連続、外国人が買い越しているので「買い」である、とシャウトしていた評論家には非常に疑問を持ちました。彼は、ここ最近、強気で通していましたのでそう言わざるを得ませんが、あまりにお粗末な分析の結果、ああいうことを言うのはどうか、...
徐々に深刻度が増してくるトランプ起因の暴落相場リスク
週明け、欧州相場がイースター休暇でお休みであった中唯一稼働していたNYタイムはNYダウが大幅下落となり一時750ドル近い下げを示現し458ドル安で引ける形となりました。後付の理由は米中の貿易戦争の本格化や欧米・ロシアの外交的緊張などが挙げられていますが、よくよ...
2018年、新年度相場入り
さて、春分の日も経過して、生物学的な新年に入りました。暦の上では、新年は1/1になりますが、生物の活動が活発になるのは春分の日を境になります。この日を境に、木々は成長し、動物やそのほかの生き物は生殖機能が働き始めるものです。生物の進化というのは、春から始まると...
3月末でほぼスクエアになった投機筋のドル円ロング
昨年後半から米国FRBによるFOMCでの追加利上げ観測から投機筋がドル円ロングを驚くほど積み上げ、ドル円の下落局面でもほとんど解消しないままに推移してきましたが、とうとう3月最終週になってIMMの投機筋の通貨ポジションに大きな変化が現れ始めています。殆どの円売...