先月の非農業者部門の新規雇用数は、市場予想を大幅に上回る数字を記録して、アメリカ経済懐疑者たちの予想を悪い意味で裏切ったと思います。個人的には、この人たちはアメリカ経済のどこをみて悪いといっているのかはよくわかりません。いろいろなことを考えていくと、やはり労働...
FXコラム
実需勢が抑えているドル円の上値の重さ
前週米国の「雇用統計」がよかったことを好感して、リスクオンとなった相場はドルが軒並み利上げ期待から上昇し、ドル円もショートのあぶり出しから102.652円まで上昇することとなりました。株価も大きく戻していることから、ここからは上方向なのではと思われる方も多いこ...
8月相場は波乱も多いがレンジになりやすい
今週は後半にかけて為替相場はますます場が薄くなりそうな状況で「実需」のプレーヤーが、こぞって不在になることから相場に方向感が出にくくなります。今、市場に残っているのは儲かっていないファンド勢の一部が起死回生で仕掛けにより一儲けしてやろうとする動きや「CTA」な...
利上げしない?できない?FRBの不透明感
7月の「米国雇用統計」結果を受けて、市場では再度利上げへの関心が高まりつつあります。毎回このコラムでもご紹介している「FedWatch」はその利上げ確率を高めており、9月は依然15%ながら12月は0.5%以上の確率が「43.4%」にまで上昇しつつあります。ただ...
クレジット危機の再来か、超楽観論の始まりか
クレディスイスから米国シティー銀行が、デリバティブ資産を買ったという報道がありました。かんたんに説明すると、昔からクレディスイスというのは私たちの仲間内ではクレージースイスと言われており、そのディールの内容を見ても何をやりたいのかさっぱりわかりませんでした。お...
日銀政策決定会合後に金利が上昇した国債
安倍内閣改造や総合経済対策の規模の話などで、あまり話題にはらずにスルーされてしまった感があるのが「日本国債の長期金利上昇」です。8月1日の「国債」の市場では、日銀の追加の金融緩和策に国債の買い入れの増加などが盛り込まれなかったことから日本国債を売る動きが広がり...
8/5雇用統計でドル円は久々に上伸する展開
5日に発表された7月分の「雇用統計」は6月に引き続いて好調な数字となり、それを受けてドル円は一時的に102円台にまで回復する動きとなりました。5月の修正結果では3.8万人から1.1万人の増加と、さらに数字が減少する驚きの状態がでたため6月は回復しても7月がどの...
リオ五輪が開幕~その後は株価が暴落がする?
さて、本日8月5日から夏の「リオ・オリンピック」が開催されます。個人的にはそれぼど待ちにまった感じがしませんし、日本での五輪開催にともなう茶番劇を思い出すとオリンピック自体がそれほど期待される存在ではなくなってきている感もあるのが現実です。また放送時間が日本と...
スマホでFX取引はありなのか?メリットとデメリット
スマートフォンの普及に伴い、FX取引用のスマホアプリも多数登場しています。肌身離さずスマホを持ち歩いている人が少なくないことから、アプリでFXができれば、いつでもどこでも利益が狙えますね。ただ、大画面で行うFX取引とは異なる点もあります。果たしてスマホでFXを...
総合経済対策の賞味期限は1ヶ月しかない
「安倍政権」による憲法改正に関する下心丸出しの大規模な経済対策が発表されましたが、案の定発表に合わせて海外の投機筋から待ってましたとばかり失望売りがでて、株も為替も大きく下落する憂き目を見る相場展開が続いています。日銀による「ETF」の買い付け年間6兆円という...