市場の過大な期待を背負って発表となった8月の「米国雇用統計」ですが、結果は非農業部門の就業者数は前月より15・1万人増となり、市場予想の約18万人を下回りました。しかし労働市場が改善している中にあっては悲観的な数字ということでもなく、相場は発表直後102.80...
FXコラム
FRB・副議長の話に乗ったファンド勢の動き
ドル円相場は2日の「雇用統計」の結果を待たずにするすると値をあげ昨晩のNYタイム序盤では104円に乗るほどの上伸ぶりを見せることになりました。しかしその後発表されたISM製造業景況感指数が50を割り、巷ではマイナス成長になるのではという声も聴かれ、ドル円は90...
「2日新甫は荒れる」この格言の意味とは?
このタイトルの格言を知っている方は相当、信用取引や先物取引をやっている方であろうと思います。株式市場の信用取引や先物取引の発会日のことを新甫(しんぽ)、と通常呼び、その先物や信用の期限到来日を納会といいます。いまではこの納会のことを日経などは「SQ」とも呼びま...
8月アノマリーも終わってみれば陽線引け
例年8月はドル円は円高だと言われ、今年もそれなりに円高が進みましたが、結果的に月足でみますと、そうした動きがデフォルメされるということが非常に強く実感されることになったのが今年の8月相場といえます。終わってみればまさかの「陽線引け」でありまして、一ヶ月を通して...
すっかり話題にならない中国経済は大丈夫?
Photo Reutersこの4日から中国・杭州で「G20」会議が開催されますが、昨年8月の人民元切り下げとは違い、もっぱら政治外交的な話だけがクローズアップされるようんあっています。中国はとにかく経済問題に焦点をあてた会議にしたいようで、日本にまで根回し外交...
8月末には月間足をチェックすべき理由とは?
さて、例年通りの夏の夏枯れ相場もそろそろ終焉になりますが、夏枯れ相場はもうお盆明けには終了をして円安基調に戻りつつあります。ただ、私からすれば少しペースが早いのであって、このペースではいかないであろうとは考えています。おそらく休み明けの「ショートカバー」が断続...
日銀の政策決定会合とFOMCでのシナリオ
「前回のコラム」では9月21日に日銀が追加緩和を決め、しかも「FOMC」で利上げが起きるという、かなりありえない、でも起きたら大変なシナリオについてご紹介しました。⇒ 9月21日まさかの日銀追加緩和・FOMC利上げシナリオを考えるしかし我々が今もっとも直面しそ...
価格はなぜ、ゆっくり動くと大相場になるか?
「イエレン議長」の発言によって、大きく相場が動いていますが、なぜ、相場というのは急激に動くと「かんたんに終了するのか」というお話を今回はしたいと思います。この問題は内部要因の問題であってテクニカルの問題ではない、ということを先ず最初に記しておきたいと思います。...
日銀の追加緩和とFOMCの利上げシナリオ
為替相場の世界では絶対という言葉はありません。ありえないようなことも実際に起きてしまうのが為替の世界で、確率は低くてもシナリオとして可能性のあるものは常に意識しておく必要があるのです。市場が大きく期待した今年のジャクソンホールの講演ですが、実際に終わってみると...
マイナス金利は円安政策ではなく「円高政策」
前回は、日本銀行、クロダ氏のジャクソンホールでの発言に注目すべし、と書いたアナリストのことを酷評しましたが、訂正をいたしたいと思います。ちゃんと、もう次に何をやるか、クロダ氏お話を現地でしております。私はクロダ氏のことすきでもないですし、興味もないのでNHKニ...