2016年はまだ数日残されていますが、これまでに実に22.7円近い値幅で下落し、年末に急激に戻りを試したドル円は昨年の実に2.2倍以上の振幅を示現させることになり、非常にボラティリティの大きな通貨ペアとなりました。テクニカルをベースにした予想では140円に近づ...
FXコラム
ランド研究所が公表した米中開戦のケース
2016年7月、アメリカでも最有力の安全保障研究機関であるランド研究所がWar with China(Thinking Through the Unthinkable)邦訳すれば中国との戦争~考えられないことを考え抜くと題した論文を発表しています。当時はまだト...
英国は本当にEU離脱するのか?その気配なし
今年、トランプの大統領選挙勝利とともに市場を驚かせ、年間でもっとも大きな暴落を示現させてしまった「英国のEU離脱を問う投票結果」でしたが、騒ぎが大きかった割には、まだ離脱が決まったわけでもなく、ここへきてこの投票結果をめぐって訴訟ラッシュが続いており、まともに...
27日NYタイムから米系投機筋は実質新年度
結局クリスマス前には株も為替も相場が大きく走ることはありませんでしたが、26日は米国ではクリスマスの振替休日ながら翌日の27日NYタイムからは実質的に新年度入りということになり、いきなりスタートダッシュをかけてくる可能性が高まります。ロンドン勢は27日もボクシ...
リスクが高まるトランプ新大統領の言動
大統領就任が決定して以来、意外にまともな人物であると言う話がかなり強まったトランプですが、その就任が近づくにつれて、選挙戦のときにみられた危なげな言動がいよいよ顕在化しつつあり、勝手な期待で爆騰してきた株も為替もこのまますっきり上昇を続けるかどうかかなり危うく...
2017年FX取引の最大注目点は各国の金利
年末も押し詰まってきていよいよ2017年の相場に市場の関心が集まり始めていますが、今年以上に気にしなくてはならないのが先進主要国の金利の動きということになりそうです。「中央銀行」主導のこれまでの低金利バブル相場では債券金利よりも株式市場の動きに為替相場がついて...
いつも通り結局フリーズのクリスマス前相場
21日まではそれなりに動いた為替相場でしたが明日は日本がお休み、米国も短縮相場ということですから、ここからポジションを作っても仕方ない状態で、クリスマス明けに最後のラストスパートがあるのかどうかに注目ポイントが移ることになります。さしもの投機筋も閑散相場には打...
破綻に向けて断末魔のモンテ・パスキ銀行
Photo Reuters.comイタリア第3位となるモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行は、経営危機を乗り切るため公募増資実施に向け、株式購入の申し込みの受け付けを開始していますが、どうもうまくいっていないようで、イタリアのジェンティローニ首相は、同行への...
今頃気になる大統領選年のドル円アノマリー
さすがに年末が近づいて為替相場も閑散としてきていることからスキャルピングのような取引でないかぎりなかなか利益の出せない状況になりつつありますが、大統領選挙年にはドル円に関してひとつの「アノマリー」が存在します。それは大統領選年のドル円は年間の高値もしくは底値を...
日銀の円安政策はどこまで容認されるのか?
20日に発表された年末最後のイベントとなる「日銀の政策決定会合」は予想どおり現状維持となりましたが、「マイナス金利」継続の言葉が入っていたのに「アルゴリズム」が反応したのか買いあがる動きで売りあがっていた向きのストップロスがつき一瞬117.500円を超えるレベ...