原油価格が在庫減少に伴い、大きな戻りをいれました。今回は、原油の在庫の話とそれに伴う景気の話からマーケットの話をしたいと思います。原油の特性以前にも話をしたことがあると思いますが、原油の需要には季節性があります。一方で供給は天然資源で季節性はありませんので掘削...
角野 實のコラム
そろそろドル円と日経の楽観も終わりか?!
最近は、為替の専門家と称する人たちが非常に多いので笑ってしまいます。たとえば、ユーロ経済が好調でユーロ高になると騒ぐ方がいらっしゃるのですが、ユーロ高ということはドル安なのですよね。ユーロドル相場は為替全体の取引量の5割弱を占めますから、ユーロに対して、ドルが...
冬場のアメリカが経済失速するとどうなるか?
3月の「雇用統計」は、予想を覆すような低水準でありました。この要因というのは年明けから設備投資が低迷していることから、設備投資というのは新規の事業立ち上げという意味をも含むために、新規の雇用が減ったということが一般的には言われています。個人的にはこの説明には納...
今週の為替は予測不能と最近の話題について
「雇用統計」は、例年のペースに戻り、予想通りの結果になりました。しかし、忘れてはならないことは、今回の「雇用統計」の数字というのは前の水準に戻っただけの話であって、決して驚異的な回復ではないということになります。一部、メディアで驚異的な回復と喧伝をされています...
トランプ政権の制裁関税報道に惑わされるな!
トランプ政権が、5/5に発表した「貿易赤字」に端を発した関税強化策が発表されました。 ⇒ http://www.jiji.com/jc/article?k=2017050600204&g=ecoこれによって名指しされた会社の株価は暴落するのでしょうが、何もわか...
日本経済はこれからよくなっていくのか?
今まで再三に亘って、お話しましたが、日本経済は少子高齢化による人口減によって経済が停滞、もしくは低成長になるということを言っていると思います。一方でアメリカは、最近、発表された人口動態ではさらにアメリカの人口構成比が若年層に移動することがわかってきています。そ...
この買いは新規買いか?それとも買い戻しか?
みなさんの中には週末にはポジションを閉じて、スクエアにしてから週末を迎えるという方も多いことでしょう。今回は、そういった投資家心理、行動から現在のドル円相場を考えていきましょう。内部要因のおさらい今回の話は、内部要因の話になります。何度も何度も書いているのです...
リスク選好相場の解説@どう売買していくか?
フランス大統領選挙の1次投票結果を受けて、世界の金融市場は劇的な回復をしました。論調などをみると、もう、安心だ、という論調が多数を占めていますが、個人的にはそうは思っていません。仏大統領選挙後のマーケット解説何度も指摘をしていますが、相場の売買の種類というのは...
ドル円とユーロドルの基準値をあらためて確認
市場では一大イベントであるフランス大統領選挙、そして懸念される北朝鮮リスクを通過したことから、楽観ムードが漂っています。個人的には、まだまだテクニカル的には円高傾向ですので楽観はできないと考えています。この時期に株価や為替が上昇し始めるのは、2015年以来にな...
北朝鮮リスクの本質と今後の米中関係について
前回では、北朝鮮リスクに関して考察を進めていきましたが、日本ではこのリスクの本質を見極めている方が非常に少ないと思います。今回は、その話をしてまいりましょう。トランプの気質トランプ氏というのはレーガンの憧憬からアメリカ大統領になった側面があり、その証拠として彼...