為替差益とは、為替レートが変動することによって生じる利益のことを言います。
〇儲かった場合
たとえば、米ドル円が100円の時に買いポジションを持ち、110円になった時に売ったとしましょう。10円価格が上がっていますので、この時の、利益は10円となります。1万米ドル購入していた場合は、10円×1万米ドル=10万円の儲けになります。これが、為替差益です。
〇損をした場合
逆に、100円の時に買いポジションを持ち、95円の時に売ったとしましょう。
この場合は、5円価格が下がっていますので、5円のマイナスになります。1万米ドル購入していた場合は、-5円×1万米ドル=5万円損をしたことになります。
この場合は、「為替差益」とは呼ばずに「為替差損」と言います。
FX取引では為替差益、及び為替差損の単位を「pips」で表記します。百分の一の単位である1銭が1pipsとなり、1円だと100pips。10円だと1000pipsです。
為替差益が発生した場合は課税対象になる
FX取引において、為替差益が発生した場合、課税対象となり税確定申告が必要になります。
個人の場合、FX取引に掛かった経費を含む、年間合計利益が20万円を下回っている場合は申告の義務は生じません。経費を含む20万円以上の利益に対しては、確定申告の必要がありますので、この点ご注意のうえ取引を行ってください。
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