リミットとは、為替の売買で保有する通貨ペアポジションのレートが、有利な方向に動いた時に利益を確定する方法のことをいいます。
逆に、レートが不利な方向に動き含み損が発生したときに、損失を最小限に食い止めるために反対売買をして損失を確定することをストップと呼んでいます。
前日の高値や安値に設定するのが一般的
リミットやストップはポジションをもったときにあらかじめ設定しておくことが望ましいとされますが、どこにそのポイントを置くかは人によって様々な考え方があります。
プロの為替ディーラーがリミットやストップをおくのに参考としているのは、前日の高値と安値の値といわれています。買いのポジションを作った場合は、前日の安値を下回る位置にストップを置くことが多くなりますし、逆に前日の高値のレベルでリミットをおくことが多くなるわけです。
またショートのポジションを作った場合には、前日の高値レベルにストップを置き、安値レベルにリミットをおくといった使い方をしているのが一般的です。
したがって、リミットやストップの置かれる場所というのは、かなりプレーヤーによって似てくる場合が多く、逆にそのストップをつけにいくような動きを市場が見せることもあるのです。常に前日の高値、安値といったものは意識しておくことが重要となります。