FXや株の世界では、買いのポジションを作ることを「ロング」
売りのポジションを作ることを「ショート」と呼んでいます。
これは、欧米から伝わってきた言葉であり、戦前からすでに、このような言い方が金融業界では定着していたようです。
単体で使うと上記の意味ですが、この二つの言葉をつなげて使う「ロング・ショート」といいますと、意味合いが変わってきます。
金融手法の世界では、割安と思われる銘柄を買い、割安と思われる銘柄を売り(空売り)する。つまり、2つの売買を組み合わせる投資手法を「ロング・ショート」と言います。
こうした手法は、従来からヘッジファンドが活用する代表的な運用手法です。
また、最近では、投資信託の運用でも使われているようで、広範囲に利用されています。
「ロング」「ショート」それぞれ、単独の使う場合と、続けて使う場合とでは、意味が異なりますので、前後の文脈からそれを判断することが必要となります。