「ジム・ロジャーズ」は1942年生まれで現存する米国を代表する投資家です。
イェール大学を卒業後、さらに英国オックスフォード大学院を終了し、US/UKの二つの学校を股にかけて学位を取得しています。
卒業当初は米陸軍に所属していましたが、学生時代の夏休みに「ウォール街」でアルバイトをしていた経験から投資に興味を持ち見習いアナリストとしてウォール街で働き始めることとなります。
1970年にはArnhold & S.Bleichiroederという投資銀行に入社し、一連の投資銀行業務を習得することとなります。
そして1973年、かの有名な「ジョージ・ソロス」とともに国債投資会社クォンタム・ファンドを設立し、頭角を現し始めることとなります。
37歳でセミリタイア。大学教授やコメンテーターに
「ジョージ・ソロス」はその後も投資の世界に身をおきますが、「ジム・ロジャーズ」は37歳でセミリタイアを決意し、その後コロンビア大学のビジネススクールの客員教授となり教鞭をとることで有名を馳せるようになります。
また1989年にはWCBSの人気番組で司会を務めたことでも、その名を全米で知られるようになり、2002年まで様々なテレビ番組でMCやコメンテーターとして活躍していました。
このような実績から「投資の話はジム・ロジャーズに聴け」というのが米国での定説となったのです。
2002年にはシンガポールに移住し、地理的に日本とも近いことからここ10年では頻繁に来日するようにもなっており、国内でも様々な講演会が開催されています。
ジム・ロジャースの最大の注目点はクォンタム・ファンドを設立から10年足らずで、なんと4200%という天文学的なリターンの実現をなしえたことです。、
したがって、現在も金融経済の様々な局面で「ジム・ロジャーズ」の視点や意見といったものが注目されているのです。