竹田和平氏は、国内100社以上の大株主となっている日本の著名な個人投資家のひとりです。
1933年名古屋生まれで、戦後竹田製菓を設立しタマゴボーロが有名商品となっていますが、その経営者としてよりも国内の上場企業100社以上に投資をして大株主となっていることで有名な存在です。
その資産総額は、ほぼ同額の200億円を超えるといわれています。
竹田氏の投資は短期間に売買を繰り返す投機型とはまったく異なるもので情報源は会社四季報一冊だけを利用し、割安株だけを買い、買った株を長期保有し、あくまで配当収入、つまりインカムゲインを基本としているのが大きな特徴です。
また大企業株を買わないことも竹田氏の特徴であり「PBR」を極めて重視した投資を行っています。
自己資本比率の高い企業の株を買うのも、もう1つの特徴であり、短時間に売買を繰り返す投機型の手法とは完全に一線を隔すスタイルとなっているのです。
ジェイコム男で有名になったB.N.Fが短時間にアルゴリズム的な株式の売買をしてほぼ同額の200億円超の資産を形成したのとはまったく異なる手法であり、ある意味でそのコントラストが非常に興味深い存在となっています。
現実に国内に竹田氏のようなスタイルをとる個人投資家はかなり減ってきているのが現実であり、ある意味で典型的な昭和スタイルの投資家であるということもできます。