そうたい取引とは言わずに「あいたい」取引と読みます。簡単な解説は、市場を介せずに直接、買い手と売り手が取引を行うことを相対取引といいます。
株式市場とFX市場の違い
株式市場では、国が許認可した証券会社で取引所が決定した値段で受け渡しを行います。
一方FX、つまり外国為替取引では外国為替市場には公設の取引所が存在はしません。そもそも外国為替市場のオフィシャルのレートは、インターバンクレートと言い、これは日本語でいえば銀行間取引になります。
つまり、このインターバンクレートというのは銀行の内部での取引であり誰でも参加ができるオフィシャルな市場ではありません。このインターバンク取引に参加が出来るのは当業者のみになります。当業者というのは銀行になります。ですから、一般的にはオフィシャルマーケットではなく、プライベートマーケットになります。
ただ、日本には金融先物取引所、一般に普及している取引所名はくりっく365といいますが、外国為替の公設取引所として近年誕生をしましたが、株式市場のように、取引所を介せずしても取引ができますので必ずしも必要不可欠な取引所ではありません。
一般的な相対取引
一般的な相対取引というのは、古来から存在をします。たとえば、日本には各地に魚市場があります。
ここでは、いわゆる「せり」という手法によって魚の値段を決定しますが、一般の小売店の魚屋さんでも皆さんは相対取引によってお魚を買うことができます。
つまり、公設の市場を介さずに買いつけをしたり売却をしたりするのを相対取引といいます。よく、この相対取引という言葉はマーケットを勉強していると出てきますが、特段、真剣に勉強をする言葉ではないと感じます。