ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターが調査、発表する消費信頼感指数になります。発表は、速報が毎月第二金曜日になり、確報値が毎月の最終金曜日になります。
日本でいえば日銀短観のようなもの
日本では日銀短観が3カ月に一回発表されます。その内容は、日銀が指定した企業に現状や将来の景況感をアンケート調査する内容になります。この指標が重視をされる理由は、一般の会社が景況感をどのように判断しているのかの材料となります。
このような経済指標を先行指数というのですが、具体的にはマーケットに影響を与える可能性が非常に高いのです。ご存じのようにマーケットは、景気の先行指標としての目安で、一般的には景気が拡大する前に株価や通貨は上昇(日本は例外)します。そのマーケットよりも先行して改善をしますのでプロの投資家は非常に着目しています。
ミシガン大学消費者信頼感指数の詳細
ミシガン大学消費者信頼感指数が重視をされる理由は、マーケットの先行指標ということもありますが、この消費者信頼感指数は全米のものとミシガン大学との二種類が存在をしていることあります。
米国の民間調査会社であるコンファレンスボードが全米の消費者信頼感指数を発表しますが、その前にミシガン大学がより早く発表するので、重視されるのです。その調査内容は、速報値が300世帯、確報値が500世帯に電話でのアンケートを実施します。
その質問内容は現在の景況感、雇用状況、所得に関してと、将来のものと合計6項目の質問をします。その結果の構成割合は、現状判断が40パーセント、将来が60パーセントになります。