為替レートの最小単位のことをpipsといいます。為替レートでは、その通貨の単位の100分の1を最小単位としています。ですから、円では、100分の1円が1pipsです。円の場合、古い単位として銭がありました。
なぜpipsを使うのか
外国為替では、いろいろな単位の貨幣が使われています。そうした単位に紛らわされることなく、数字の幅だけを表すための単位としてpipsを使うのです。例A。〈ドル/円〉で10万ドルの取引をしたとします。それで、20銭の幅(つまり20pips)が取れれば、2万円の儲けとなります。例B。〈ドル/円〉で1万ドルの取引をしたとします。それで、200銭の幅(つまり200pips)が取れれば、同じく2万円の儲けとなります。この2つの例では、儲けは同じです。でも、値幅は10倍の違いがあります。例Bの方が、はるかに大きく相場が動いているのです。
スプレッドとpips
FXでは、例えば、 BID:123.40 ←→ ASK:123.45のように表示されています。この場合、スプレッドは5pipsである、ということになるのです。ところが最近、売買単位が小数点以下3桁になっています。例えば、 BID:123.400 ←→ ASK:123.405