システムトレードとは、システマティックに、つまりは(気分や直感に頼ることなく)ルール通りに規則正しくFXのトレードをすることです。
本来の意味は上記のとおりですが、一般には、自動売買の意味に使われています。ちなみに、「規則」のことをFX業界では「ストラテジー」と言うこともあります。
トレードは、規則に沿って実行すること
例えば、ボックス圏を上に抜けたとしましょう。この時、上昇する勢いがあるから付いて行こうとする順張りという手法があります。あるいは、ここまで上昇したのだから下がるだろう、と考える逆張りという手法もあります。どちらがいいのかの正解はありません。
ただし、プロは順張りもしくは逆張りを自分の規則として決めています。特に利益確定やロスカットのタイミングは、厳しく決めています。
上昇したけれど、まだ上に行くかな?それとも下かな?よく分からないから、とりあえず下がると思ってエントリーするか。というロジックでは絶対に勝てません。このような方法で取引していては、ロスカットも出来ずどんどん損を増やしてしまいます。
感情を抜きにして規則を守ること
人間は弱いものです。規則を決めても、つい心理的に規則を破ってしまうことが多いのです。
それなら、感情がない機械にトレードさせればいいじゃないか、ということで、自動的にトレードをする仕組みが作られています。それで、「システムトレード」が「機械による自動的なトレード」と同じ意味として使われることになったのです。
もちろん、どういう規則でトレードをさせるか、その規則を作るのは「人間」になります。