私たちがよく速報ニュースや金融関係のニュースを見るのはロイターをよくみると思います。
この会社はトムソンロイターといって、2007年に合併によって誕生した会社になります。
ロイター通信社の歴史
創業者はロイター氏になります。もともと、現在のフランス通信社に勤務していたロイターはイギリスにわたってロイター通信社を開業します。
躍進の結果はフランス通信社とドイツの通信社で市場分割協定を結び、早く正確なマーケット情報を築いたことが遠因になります。1851年に英仏海峡に海底ケーブルを敷設し、素早い情報を売りにしました。
また、日本でも日清戦争や日露戦争のころロイテル通信と呼ばれ、戦時情報の情報源として大きくロイター通信社の利益に貢献をしました。
こういった情報の早さから公営企業となり、第二次大戦後、再び民営化をされました。2007年にカナダの情報サービス大手であるトムソンがロイターを買収して現在のトムソンライター社となりました。
トムソンライターの強み
戦時中は日清、日露戦争のように情報の伝達に強みがあり、公営企業化されたくらいの会社になります。現在のトムソンライター社は、収益の95パーセントを金融情報サービスから得ています。
これはマーケットが戦場であると考えれば、日清、日露戦争の状況とあまり変わらないと思います。また、昨今、ロイターの記事に関しても多数訴訟も発生をしています。
しかし、昨今の日本の報道などはもっとひどく、たとえば昨今の東芝問題などは完全なる「粉飾」決算なのに、単に、利益のかさ上げと報道しています。本来なら経営者は粉飾決算なら、逮捕、拘留であるのが原則でアメリカではありえないことになります。いまさら、報道にモラルなど求めるのはないものねだりになると思います。