アングロサクソン系に対する言葉はヨーロッパ系になります。
アングロサクソン系は、ユダヤ人を筆頭にアメリカのことを大雑把な範疇で指すとおもわれます。
アングロサクソン系の台頭
我々の認識の中ではアメリカ人であれ、ヨーロッパ人であれ欧米人と一括りにしがちになります。
なぜなら、もともとアメリカ自体がイギリスの植民地であり、イギリスから移民をしてきた人たちがアメリカの国家形成の中心になるわけですから、ヨーロッパが嫌でアメリカに行った人が国家を形成をしているのですから、主義主張が違って当たり前になります。
日本人にはアメリカは近くて遠い国という印象がありますが、もともと明治維新のころから日本人はヨーロッパに馴染んできている歴史があります。
それが、戦後、アメリカにどんどん近付いてきていると思います。アングロサクソンの考え方の台頭には、やはり「リーマンショック」が挙げられると思います。リーマンショック後には、各国とも財政拡大を目指すのが経済学の常道で、それがアングロサクソンの考え方になります。
逆に、ヨーロッパ、大まかな意味での「EU」は逆にこれ以上財政赤字を増やししてはいけないということで財政赤字のEU内での域内目標を掲げました。
日本の経済学は現在、自民党になりますので、危機時や不景気時には財政拡大策をとります。目先の借金が増えても国の復興が第一義にあるという考え方になります。しかし、EUは逆に不景気でも財政緊縮策を取ります。
結果は、今現在、アメリカが経済上は圧倒的有利に立っています。EUに関しては言うまでもないでしょう。
どちらが正しいか?
現時点では圧倒的に、アングロサクソン系の考え方が正解になると思います。
昨今の社会はすぐに白黒をつけたがりますが、これは歴史がどちらが正しいかを判断すると思います。危機時に財政拡大を図るアングロサクソン系か、危機時には緊縮を行うヨーロッパ系かは個人的にはわかりません。
しかし、ヨーロッパ系は「緊縮財政のドイツ」は勝ち組にカウントしてもいいのではないでしょうか?