ジム・クレイマーとはアメリカ合衆国の投資家でラジオ番組のパーソナリティもやっている人物です。
大学卒業後に新聞記者としてキャリアを積み上げて、ハーバード法科大学院に入学し、卒業後に投資銀行のゴールドマンサックスに入社します。
ゴールドマンサックス入社後は、トレーダーとしてキャリアを積んで、退社後はヘッジファンドを立ち上げます。
ヘッジファンドでは13年間に渡って好成績を収める
ヘッジファンドの設立後の運用リターンは、年率平均24%のリターンで、「ITバブル」崩壊時はS&P500株価指数がマイナス11%だったの対して、36%のリターンを上げています。
しかし「ヘッジファンド」をパートナーに譲って、運用から離れます。その後、投資情報をWEB上に公開する会社を仲間とともに立ち上げ、1990年代から投資情報番組やラジオ番組の司会やパーソナリティを務めて人気者になります。
著書の株式投資大作戦がベストセラーに
やがて、自分の半生を描いた著書と株式投資の教本として書いた「ジム・クレイマーの株式投資大作戦」がベストセラーになります。
しかしジム・クレイマーの投資方法は、効果的な成績を収めることが出来ず、著書によっては内容が違ったりして、投資手法に一貫性がありません。ウォールストリートジャーナルでは、彼の推奨する投資方法を使ってもマイナスにしかならないと評価されています。
ジム・クレイマーの半生を描いた著書で、投資の失敗談を書いていますが、それを読めば分かるように、本人でさえ投資がうまくいってません。とても全米NO.1の投資指南役とは言えないレベルであり、最近の論調ではかなり疑問視されています。