国際金融公社は1956年に世界銀行の一部機関として設立をされました。
国際金融公社の概要
英語表記ではIFCといいます。世界銀行の一部というとあまりわからないかと思いますので、後進国の政府組織に援助、支援、開発を行う銀行を国際開発復興銀行といい、後進国の民需に対して投資、助言等を行うのが国際金融公社といいます。
このように世界銀行といっても、その業務は政府向けと民間向けの銀行に分けられており、民間向けの投資銀行を国際金融公社といいます。本部はアメリカワシントンにあります。
日本のIFC、国際金融公社
日本は設立当初からこの国際金融公社に出資をしており、出資額の7パーセントを出資する二位の出資国になります。
また、IFCは一般の投資家からも出資を呼び掛けており、このIFC債は格付け会社から最高ランクの格付けをもらう優良な投資先になります。
国際金融公社の問題点
いろいろな政府機関や国際機関の役人をみてきましたが、これほど志の高い機関はあまりないと思います。
近年、問題になったのは南アフリカのプラチナ鉱山でストライキを行うことによって、紛争が起きている鉱山会社に出資をしていることが問題となっています。
個人的な感想をいえば、プラチナは現代社会においては必要不可欠なもので、供給不足に陥っておりそこの開発投資を進めるのは当たり前の話になると思います。
また、南アフリカの鉱山ストライキは日常茶飯事でもう慣れっこになっている感があります。そういった瑣末な出来事でこの事業の継続性を失いたくはないものです。