ダボス会議とは、毎年スイスで催される会議です。開催地が基本的にスイスとなっているのは、スイスの経済学者が設立したためです。ダボス会議は、国の首脳だけが集まる政治的な会議ではありません。
むしろ、学者や実業家などさまざまな人材が各国から参加することに特徴があります。
各国の競争力を評価
ダボス会議では、世界各国の競争力を評価しています。ダボス会議における評価は、経済系の新聞や雑誌でも取り上げられることが多くあり、多くの人々の注目を集めているといえます。
イノベーションや企業の経営など、様々な観点から競争力を評価しています。シンガポールなどの先進的な取り組みがみられる国が高い評価を受ける一方で、日本はあまり高い評価を受けることができていません。ダボス会議における評価がすべてではありませんが、上位の国を参考にしながら、国としての競争力を高めていくことが求められています。
グローバルな問題についても議論
ダボス会議では、純粋に経済関連の話題のみならず、国際情勢などについても議論が交わされます。政治と経済は密接に関連していることから、国際政治に関する話題も取り上げられています。
かつては、2001年の同時多発テロについて議論が交わされたこともあり、経済のみならず、国際情勢に関心を持つ人も、ダボス会議の内容に注目しています。
国際情勢のほかにも、環境問題など、様々なテーマを取り上げて議論が行われます。先進国などが自国の立場をアピールする立場としてダボス会議を利用することもあります。