PMIは購買担当者指数といいます。購買担当者というと、スーパーの購入担当者や商社などが世界を飛び回って買いつけを行う人を思いだしていただいて結構だと思います。
その人たちがどういうように景気を感じているかの指数になります。
購買担当者指数とは?
日本では購買担当者指数に該当する指数はありません。
このように、人々が現状の景気や、先行きの景気をアンケート調査をするのは景気動向指数、DIと言います。日本での景気動向指数は日本銀行の調査による企業の景気動向判断、日銀短観になります。海外で有名なものは、ミシガン大学や、ドイツのIFO指数などあります。
また、中国でもPMIが発表されていますがあまりにも実態とかけ離れているということで民間のシンクタンクも発表していますが、これも最近、中国政府の圧力に屈して中国政府寄りの発表しているのではないかと推測をされています。
使い方
景気動向指数の使い方は簡単で、50パーセントが中立でその上下によって景気がいい、悪いを判断するものになります。
各国政府によってその数字の発表の仕方は違いますが、PMIの場合はその中立の指数は50になります。
PMIがなぜ、今、重視されるのか?
この民間の景況指数は経済学上の先行指数として扱われます。つまり、株式市場やFXなどのマーケットは実際の景気に先行して上下動をするものと言われていますが、それよりも早い先行指数は設備投資やPMIになります。
つまり、市場の動向を読むのが我々、投資家の仕事になりますのでこの景気の先行指数というのは重要な指標となるのです。