習金平とは、中華人民共和国の国家主席です。
世界経済に大きな影響
中国では、経済成長率の低下がみられるものの、依然として新興国として経済における重要な位置づけがなされている国です。その中国のトップである習金平の発言は、株式市場や為替相場などに影響を与えることがあります。
特に、自由主義となっていない中国では、政府が突然大胆な経済政策を打ち出すことが先進諸国と比べて多いため、発言が相場に与える影響が大きくなることがあります。
強硬路線をとることも
中国は、経済発展とともに、アメリカ合衆国や日本をはじめとする様々な国との貿易額が増加しました。そのため、他国との経済的結びつきが強くなっており、自国が孤立することは望ましくありません。とはいえ、国内世論への配慮などから、強硬路線をとることもあります。
実際、習金平主席の在任中には、南沙諸島を中国の固有の領土だと主張するなどして、アメリカ合衆国や周辺の東南アジア諸国を刺激した例などがあります。軍事力の増強にも力を入れており、東アジア情勢を考えるうえでも、習金平の立ち位置には注意を払っておく必要があります。
人民元の国際化を目指す
中国は、自国通貨である人民元の国際化を目指しています。固定為替レートでこそないものの、人民元の為替レートには政府の思惑が多く反映されているといえ、「国際通貨になるのはまだ早い」との声もあります。
しかし、習金平は、金融における中国の役割を早期に拡大すべく、人民元の国際化に取り組んでいます。